ＬＡＳＴ【リヴァイ】【進撃】 (ページ22)

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22話温度ページ22

AＳＩＤＥ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

夜も更けて、やっと兵舎に戻って来た

そんな時間だったが、また私たち幹部らにとって
夜はまだまだ長い、といった感覚だった

そこで、私たちはまずハンジにこのことを伝えに行った
リヴァイから協力してくれたことは聞かされていた

ハンジは自分のことのように喜んでくれたと同時に、
やっぱり顛末まで知っているといった様子だった

その後エルヴィンの部屋にも言って報告をした

「そうか、やっとか」

と言って笑ってくれたのを見て安心した
咎められる前に、という訳ではないが
その様子に間髪入れずに言った

『もちろん、結婚するからと言って
兵士をやめるつもりはないからね』

「あぁ分かったよ
実は私としても、
それについては少し気になってはいてね」

「これについて俺は
やめろとも、続けろとも言ってない
全て、Aの意思だ」

『うん、あともちろん
結婚に託けて、特別な対応や待遇も求めたりしないわ
今まで通りで』

「だからつまり、ただの報告だ」

「ただの報告にしては、こんなに嬉しいことはない
祝福させてもらうつもりだ、おめでとう」

「礼を言う、お前には世話になったな」

『ありがとう、父にさえ認められたような気分よ』

「何でも言ってくれ、式でも祝辞をよもう」

「おいおい、まだ何も決めてねぇ」

『気が早いよ、だけどその時はぜひ頼むわ』

こんなに幸せな時間を疑ってしまうほどに
満たされた気分だった
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あまりにも遅い時間なので明日報告しに行こうと決めて
その日はリヴァイの部屋で寝ることにした

「急ぎの仕事はねぇから朝は急がなくていい」

『それは良かった、気持ちが高ぶって寝られそうにないの』

そう言うとリヴァイも私のいるベッドに入ってきて
抱きしめてくれた

『珍しい、いつもソファでうたた寝するだけなのに』

「今日くらいいいだろ」

『もちろん、嬉しい、暖かいし』

私も彼に温度を求めるように抱きついているうちに
知らず眠ってしまった