【進撃】二次元の世界で【リヴァイ】part3 (ページ9)

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9話ページ9

目がさめる

午前4時半ーーーー

((いつもはこんなに早く起きられないのに……緊張…かな))

もう一度眠りにつこうとするがどうしても眠れない

A『はぁ……』

ここで音を立てて周りを起こしてしまっては悪いので

私は食堂で紅茶でも飲もうと静かに移動した

((私が緊張してどうするの……大丈夫だって…))

深い深呼吸しながら歩いた

ギィィーーーーーー

相変わらず重い扉をそーっと開ける

中にはリヴァイの姿があった

A『！リヴァイ？？』

驚いて思わず大きな声が出てしまった

リヴァイはこちらに気づいて

リヴァイ「？A！…早いな…」

A『……リヴァイこそ…』「まぁな」

リヴァイは軽い返事をしたが

どことなく緊張しているように感じる

私はささっと紅茶を淹れてくると

それを持って

A『隣、良い？』「あぁ」

リヴァイの隣の椅子に腰掛けた

リヴァイ「昨日はよく休めたか…？」

それは私に気を使っているようにも

体調を心配してくれているようにも

私の気持ちを尋ねるようにも、感じた

私は正直に今の気持ちを話した

A『……あんまりかな………聞いたよ、

エレンの事も…今日の裁判のことも…』「そうか…」

自分で言っておいて少しだけ気落ちする

リヴァイ「…お前も出るんだろ…『うん』

このしんみりとした空気が嫌いだ

まだ結果がわかってもいない未来を分かりきってしまったみたいな感じ

嫌いだ

それを切り裂こうと私は口を開いたーーー

のより先にリヴァイが喋った

リヴァイ「エレン、とかいうやつは、お前の………

友達なんだろ……？」

A『うん。大切な大切な友達。だから……

こんなところで負けてなんかいられないの』

それは確信めいていた

((これが…私の気持ちだ………))

自分の株を上げるための言葉でも

それは自分を落ち着かせるための言葉でもない

私の正直な、まっすぐな気持ち

私はリヴァイの目を真っ直ぐに見据えて言った

リヴァイ「そうか…じゃあ、全力で守らなきゃならねぇなぁ」

私を見て

リヴァイは強い気持ちと少しのいたずらな笑顔を浮かべて

そう言った