【進撃】二次元の世界で【リヴァイ】part3 (ページ4)

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4話ページ4

鈍い音がした

それは自分の頭にドアが勢いよくぶつかった音だった

A『ぅぅ………』

声も出ない私の前でリヴァイは一瞬ぽかんとする

リヴァイは状況を理解した(多分私がホフク前進になった理由は理解していない)のか

リヴァイ「！！だ、大丈夫か！？！」

A『……意外と…おかげで筋肉痛は忘れた……』

普通より丈夫らしい私の頭の痛みはすぐに和らいだ

むっくりと起き上がるの私にリヴァイが駆け寄ってきて

リヴァイ「……悪ぃ……痛むか？」

リヴァイはそう言うと

私の前髪を掻き上げおでこに手を当てる

ひんやりとしたこの手がリヴァイのものだと思うと

熱がこみ上げてくる

息が切れそうだ

私はさっきとは違う意味の声にならない声で

A『もうあんまり痛くないかな…私こそゴメン…タイミング悪かった』

リヴァイ「…いや、お前が謝ることじゃ……って、血でてんじゃねぇか！」

いきなり驚いた声で叫ぶリヴァイ

((でも痛くないし))

A『もー…そんなの大した事ないってー

リヴァイは心配しょ…………』

おでこに触れると大量の血がべっとりと手に付いた

A『えええっ！うそっ何コレーー』

今まで特に怪我をしたことがなかった私は

自分の血を見てびびった

リヴァイ「とにかくハンジのところだ、これで押さえとけ」

そう言うとリヴァイは真っ白なハンカチを渡し、

私の体をふわっと持ち上げた

いや、効果音をつけるならズシッだな

リヴァイは走ってくれている

リヴァイから渡された白いハンカチを汚してしまうのは

悪かったが止めどなく血が流れるので仕方なく(嬉しく思い)あてがう

A『ごめん…リヴァイ、迷惑かけて…』

リヴァイ「だから俺のせいで怪我させちまったんだからお前は謝るな」

そう言って走ってくれるリヴァイはいつもより余計にカッコよかった

((鼻血も出るかも…//))

そう思った時にはもうハンジの部屋だった