日本一可愛い女子高生が世界進出するお話【ブルーロック】

15.救世主 現る ページ15

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全員参加が決まったところで、今 私たちは選手たちに入寮のための書類を書かせている。当然、あちこちから質問の声が飛び交っていた。




「おいマネージャーさーん。これに名前書けばいいだけ？」

「そう、この文章は必ず一読してね」

「げ、めんどくせぇ」



「結城Aちゃーん。やっぱミスコングランプリなだけある顔だね。俺とライン交換しない？」

「⋯⋯今はそういうことする時間じゃないですよ」

「え、じゃあ後で教えてよ。な？」

「ちょ、やめてください⋯っ」




私とラインを交換したいと言ってきた彼は、私の腕を掴んで離さない。やめて、と何度言っても「じゃあライン教えてよ」と言ってくる。


すると横から現れた人が、「おい、やめろよ」と男の人の手を振りほどいてくれた。




「は？てめぇふざけんじゃねぇよ」

「お前がふざけんなよ。この子嫌がってんだろ」




私にラインを聞いてきた人はチッと舌打ちをし、書類にサインだけしてその場を離れた。助けてくれた人にお礼を言おうと思い横を向くと、そこに居たのは紫色の髪の毛の人だった。




「ありがとうございます。⋯あれ？あなたってさっき最後まで残ってた方ですよね？」

「あー⋯⋯確かに俺ら最後だったな。てか手 大丈夫か？俺は御影玲王、よろしくな！」

「助けてくれて本当にありがとう！私は⋯」

「あぁ知ってる。さっき自己紹介してたじゃん。結城Aだろ？」




その後 彼とは「御影くん」「A」と呼び合うまで仲良くなった。




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