Unnatural love

カクテル 宍戸 ページ44

『あの、宍戸さん、飲みに行こうとは言いましたけどこんな…』

宍戸「ん？あぁ、いいだろ？ここ」

いや、こんなバーだなんて誰が思うでしょうか
正直名前もなんて書いてるかわかんないし
どれだけ強いかもわかんない
なにがいい、なんて言われても…

『宍戸さんのおすすめで…』

宍戸「ほんとにいいのか？」

『わかんないんで……』

宍戸「ガキにはまだはやかったか」

と笑っている
やっぱり心配になってきた

『あの、やっぱり 宍戸「おい、Casinoを」

そうはさせるかと言うタイミングで
たのみはじめる
もう諦め宍戸さんと話す

『宍戸さん、最近一番ショッキングだったことはなんですか』

宍戸「んだそれバカらしいな」

と言いながら考えてくれる
あ、と声をだし

宍戸「血をいっぱいみたことかな」

『うげっ、なんですかそれ』

宍戸「お前がきいたんじゃねぇか」

と笑っていると
カクテルがはこばれてきた
おそるおそるこくっとのむ
とくになんともなくて

『おいし……』

と宍戸さんに笑いかけると
だろ？と頭を撫でてくる

少し時間がたち
頭がふわふわしてきた
すると、宍戸さんが
カクテルがはいっていたグラスをもちあげ

宍戸「こいつの意味知ってるか？」

ときかれる
カクテルなんか始めてで知識もなんにもない
首を横にふると
ぐいっと肩をだきよせられ
耳元で

宍戸「覚えとけ、興奮って意味だ」

と言うと加えて

宍戸「このあと、時間あるか」

こくっと首をたてにふると
ニヤリと笑いながら
会計をし、手をひかれる
このとき顔が赤かったのは
お酒のせいだ、そう思っておくことにした

おむかえ 秋彦→←なんでも 久部

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