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解雇。 (YN ページ3

撮影が無事終わった2日後の土曜日。

俺とチャンミンと時松さんそして人事部、
弁護士と会議室で話し合いをした。

それは他でもない倉城の事だ。

最終的な確認を終えて倉城の待つ会議室へ向かう。

部屋に入ると彼女は俯いて座っていた。

まずは弁護士が彼女にこれからの
会話の内容を全て録音することを承知させ
話は始まった。

「倉城萌さん、
今日ここへ呼ばれた理由はわかりますよね?」と
時松さんが聞くと彼女は頷いたので
「それではこの書類に目を通して下さい
詳しい内容はここに記載されています」と
人事部の人が書類を差し出す。

するとと倉城は
「私は確かにユノさんの家に泊めてもらいました。
でも、何もなかったし
泊めたのはユノさんの判断です。
だからもう一度チャンスを下さい!
東方神起のダンサーになるのが夢だったんです!」と
目に涙を浮かべながら俺達に訴えた。

「倉城さん、
私達はその事で貴方の解雇を
決めたのではありません。
良く書類を見てください、理由が書いてあります」と
書類を見るように時松さんが言うと

「・・・」
書類を読んだ倉城の表情が険しくなる。

続けて
「それとこちらの書類にもサインをお願いします」と
時松さんはもう1枚書類を出す。

それは解雇後に彼女が俺達や
俺達の周辺と(Aや千代も含む)
一切の接触をしないと言う誓約書だ。

倉城はそれを読んで
「なんでこんなものに
サインしないといけないんですか!」と怒る。

「貴方の今までの行動を踏まえての提案です。
受け入れて頂けないならこちらも
それ相応の法的処置をとらせて頂きます」と
弁護士が言うと彼女は諦めたのか
大人しく書類にサインをした。

やり取りが行われている間
俺とチャンミンは倉城と何も話さず
話し合いも終わり
喫煙ルームでチャンミンと
コーヒーを飲みながら一服。

「ヒョン、これで終わると思いますか?」

「どうだろうな、
終わりになればいいけど」

「俺は、あの女がこれで諦めると思えないです」

「暫くは注意して過ごそう。」

俺達はA達に倉城の事を連絡し、
明後日から向かう韓国の仕事の打ち合わせを済ませ
帰宅した。

1週間。 (YN→←充電。



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kawaetsu(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます!人気者の定めかもしれませんね。実際はこういう怖い方が居ないことを祈るばかりです。そして確かに彼等にとっては今まさにそういうしがらみから解放されている状態かもしれないですね~ (2016年6月17日 2時) (レス) id: 42bb367cab (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - こわいですねー。でも実際にいるんですよねきっと、こういう人。それ考えると今のお務めの状態は少しは彼らの心が休まる時間なのかな?とか思ったりしています。 (2016年6月17日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kawaetsu | 作成日時:2016年6月9日 14時

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