Chocolate addiction 10

仕事の依頼。 ページ40

事務所へ到着すると
偶然ヒチョルさんに会った。

HC「A良いところに来た！
ちょっと俺に付き合え！」

「え？私はチャンミンに会いに・・・」

HC「レッスン中だろ？
コーヒー奢ってやるから。
オクさんちょっと借りますよ。
チャンミンの所へは俺が送っていくから！
ほら、いくぞ〜♪」

連れてこられたのは事務所内にあるカフェ。

HC「アメリカーノでいいよな？
ケーキも食べるか？」

「いえ、コーヒーだけで」

飲み物を受け取り席へ着く。

HC「急だけど仕事の依頼をしたい。」

「仕事って？」

HC「俺個人との仕事の方。」

「つまりお使いですか？」

HC「そっ、さすが物分かりが良いな」

「でも、月曜まで日本に帰りませんし
その後もこっちに来る予定はないですよ？」

HC「つまり依頼はOKって事だよな？」

「まぁ、出来る範囲なら。
それにしてもあんなに持ってきたのに
足りないんですか？」

HC「なぁ、あのセクシーな下着達は
Aが選んだのか？」

「あぁ、あれは専門店に行ってですね
店員さんにオススメを聞いてそこから
適当に選んで来ただけですよ。
あんなの自分で買った事ないし」

HC「なるほどなー
実はその下着が今回凄く好評で
どこで手に入れたのか知りたいって言われてな。」

「お店の情報を教えればいいですか？」

HC「いや、そうじゃない」

「では、買ってきますか？」

HC「その店に連れて行ってくれないか？」

「え？ヒチョルさんを？！」

HC「あー違う違う！
俺がアレを渡した相手ってのが
知り合いのスタイリストの女性で彼女は
仕事でそれを使うんだと。
今回のは凄く気に入ったらしくてもっと欲しいって。
だから日本の友人に頼んだものだって言ったら
その人を紹介してくれって言われてな」

「つまりその人に私を紹介して
日本のお店に連れて行けと？」

HC「まぁ、そんなところだな。
それで少し話があるんだ。
こっちに居る間に時間作れるか？」

「チャンミンが仕事の間なら」

HC「明日はどう？」

「多分チャンミンは昼間は仕事だから空いてますよ」

HC「それじゃ俺は明日は午後からオフだから
俺の家に来てくれるか？
Aにとっていい話だと思うから」

「いい話ってなんですか？」

HC「それは明日詳しく話すよ。
それじゃチャンミンが待ってるだろうから送ってくわ」

明日どんな話をするのか分からないまま
私はチャンミンの元へ向かった。

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