Chocolate addiction 10

帰宅。 ページ18

CM「大丈夫でしたか？」

「チャンミンは？」

CM「それらしき人には見つかっちゃいましたけど
向こうはエコノミーなので大丈夫でしょう。
それよりこの仕切り降ろしてください」

「これ降ろせるの？」

CM「そこのボタンですよ」

「あっ、出来た！」

CM「これで２人の空間ですね」

「そうだねー個室みたいでいいねー♪」

CM「そうそう、ヒョンから連絡来ました？」

「うん、チケットの事でしょ？
スタッフが関係してるかもしれないんだよね」

CM「もしそれが本当だったら
ユッキーさんもある意味被害者ですよね。
まぁ、大金を出して買うのは感心しませんが。」

「普段からあんな風にしてるのかな・・・」

CM「ファンの中には全財産を俺達に使うって
言ってる人も居ますからね。
俺達としては程ほどにして貰いたいですけど」

「そうだね〜
全財産はどうかと思うわ。
そうだ！
明日なんだけど部長に１０時から
時間を作って貰ったよ。
それと朝一番で苦情の電話はありそうだから
出勤は早めにするね。」

CM「SNSの方は落ち着いて来たから
大丈夫そうでしょう。
俺は１０時に間に合うように行けばいい？
出来れば一緒に出社してマシュの同僚さんに
お詫びをしたいんだけど・・・」

「来てもらっても大丈夫だとは思うけど」

CM「それじゃマシュと一緒に出勤します」

「あとでユミ達にも連絡しないとね」

チャンミンと話していると
あっという間に着陸態勢に入り日本へ到着した。

CM「それじゃ、
国内線ターミナルへ迎えに行きますね」

「うん、後でね！」

私とチャンミンは時間を空けて飛行機を降りて
別々に時松さんに車でピックアップして貰った。

「時松さんすみません。」

時松「いいえ、気にしないでください」

宿舎へ到着して２人で一息。

CM「お腹空きましたね」

「冷蔵庫なんにもないや。
カップ麺でいい？」

CM「たまには良いですね」

食事も済ませ、
２人でベッドに寝転がりながら
タブレットでSNSを見ると
ユノに教えて貰った内容がファンによって
翻訳されていて話題になっていた。

その中にはラウンジで声を掛けてきた女性の様に、
”私はチケットを売ってくれと
声を掛けられた”と言う呟きも数件あって、
他には良識のあるファンの人達が
”まだ何も分かっていない今、
名前が挙がっている方の会社や自宅へ
苦情の電話とか抗議をしないように！
東方神起の２人も
そんな事は望んでないと思う”と呟いてくれていた。

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