Chocolate addiction 07 (ページ50)

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本気だからこそページ50

いきなりユノに告げられた
”なんとなく付き合っているなら別れて”

なんとなくでチャンミンと付き合える訳がない。
私だってそれなりに覚悟は決めている。

YN「なら良いけど、
Aは今までどんな恋愛してきたの？」

「どんなって・・・」

YN「国の違いもあるとは思うけどさ
Aは少し、いや！
かなり恋人に対して冷たい態度だよ！」

「あ、それは自覚してるかも・・・」

YN「そうなの？」

「うん。」

YN「そこ、詳しく聞かせて？」

「それじゃ部屋で話すよ」

YN「そうだね！外でする話じゃないね」

ユノと部屋に戻ってきた。

「ユノ達はもうご飯食べたんだよね？」

YN「うん、Aはこれからだよね
食べながらで良いから話して？」

「まぁ、あれですよ。
自分が恋人っぽい事が苦手なんだよね。」

YN「苦手？」

「そう、なんていうのかな、
恋人同士だとさ、デートとかで手を繋いだり
ハグしたりって普通なんだろうけど
どうもさ、自分がそういうのをするのが
恥ずかしいと言うか”お前なんかが”とか
”ブサイクが調子乗ってるじゃない！”って
周囲に思われてるんじゃないかと
思っちゃうんだよね。
それにユノはさっき私に”なんとなく
付き合っているなら別れて”って言ったでしょ？
チャンミンには内緒にして欲しいんだけど、
私はもちろん本気で付き合ってるよ。
でもね、だからこそ
いつかは別れるかもしれないって覚悟をしてる。」

YN「本気なら将来の事を考えるでしょ？
そんなの本気って言わないよ！」

「ユノはそう思うかもしれないけど
チャンミンは芸能人だから付き合う上で
私の本気はそういう事も覚悟の上って事。
それもあってまだ気持ち的にも
チャンミンとの距離があるんだと思う。」

YN「でも、チャンミンは本気だよ？
そんな事心配する事ない！」

「うん、だからこれは
私の気持ちの問題でね、
私の態度はチャンミンには申し訳ないって
思ってるし、
少しづつでも変えていきたいって思ってる。
だからさっきも謝ろうと思ったんだけど
鍵が掛かっててさ・・・」

YN「それなら今すぐにでも仲直りしなよ！
ほら、善は急げだよ！」

「う、うん。」

こうして私はユノに背中を押されて
チャンミンに謝りに行くことにした。