Chocolate addiction 07 (ページ48)

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ホテル到着。ページ48

翌日の金曜日。

ホジュンは韓国の工場へ飛び、
私は仕事を終えたその足で
チャンミン達の待つ都市へ新幹線で向かう。

”新幹線に乗ったよ！
到着は21時過ぎです”とチャンミンに
メッセージを送るとすぐに
”お疲れ様。
気を付けてきてくださいね”と返事が来た。

現地に到着してタクシーで
ホテルまで移動する。

ホテルの前にはファンらしき人達が
彼等の名前の書かれたうちわを持って
出待ち？をしていた。

時松さんに言われていたように
フロントで名前を告げ、ルームキーを貰い
エレベーターへ乗り込む。

チャンミンに
”ホテルに到着したよ！”とメッセージ。

目的の階に到着して部屋を探していると
「マシュ！ここです！」と聞きなれた声。

振り返るとチャンミンがこちらに
小走りで向かって来ていて
その勢いのまま私に抱きついた。

「ちょっ！チャンミンここ廊下！」

CM「大丈夫です。
このフロアは関係者しか居ませんから！」

「そう言えば
いつもよりホテルが小さい気がする」

CM「確かに今までよりは
規模が小さいですね。
でも、ここ夜景は綺麗ですよ！
さぁ、部屋に行きましょう♪」

チャンミンは私の荷物を奪い
開いている手で私と手をつなぎ
廊下をずんずんと進んだ。

案内されたのはキングベッドの鎮座する
少し大きめの部屋。

いつものように他に部屋はなさそうだ。
つまり今回は私は１人部屋って事かな？
そう思いながら荷物をクローゼットに
置こうとすると・・・

そこには見慣れたスーツケースが鎮座している。

「この部屋って他に部屋があるの？」

CM「ないですよ。
見えてる範囲が部屋です」

「でも、ここにチャンミンの
スーツケースあるけど？」

CM「え？当たり前でしょ？
俺の部屋でもあるんですから」

「ユノは？」

CM「は？
ヒョンは別に決まってるでしょ？
あぁ、この前の宿舎での事は特別ですよ。
そんな何日もヒョンと川の字で寝るなんて
お断りです。」

「いや、そういう訳でなくてですね、
いくらこのフロアに関係者だけだと言っても
私とチャンミンが同室なんてまずいでしょ？」

CM「問題ないです。
俺の部屋は隣って事になってますから」

「でも、出入りしてたらバレるよ？」

CM「大丈夫です！
この部屋と隣はコネクティングルームで
室内で繋がってますから
部屋を出るときはそこを使って
隣の部屋からでます。
ちなみに俺の部屋の隣はヒョンの部屋で
これも繋がってます」

まぁ、なんと用意周到な・・・