彼女と俺。 (YN ページ10
今日は久々にジヘと会う。
それにAには初めて。
ジヘ達はネットゲームで知り合ったらしく、
それを聞いた時は大丈夫なのかと
俺があんまり心配するからって
ジヘが「Aと話してみる？」と言いだして、
Aと話したのが俺達の知り合うきっかけ。
それからは３人の時間が合えば
skypeを繋いで彼女から日本の事を
色々と教えて貰ったりした。
その後はAが仕事を始め、
話す機会が少なくはなっていったけど
時折ジヘが話す彼女を事を聞くのが楽しみだった。
俺の中ではいつの間にかジヘの友人ではなく
俺の友人にもなっていてジヘには内緒だけれど、
昔、日本での活動が上手くいかず、
落ち込んでいた俺は
ふと、Aの事を思い出して
日本人である彼女に相談した事がある。
A「やっぱり異国で仕事は大変だよね」
「俺、歓迎されてないのかな・・・」
A「そうかもね」
「・・・」
A「でもね、歓迎してる人だっていると思うよ？」
「そうかな、だったらいいけど」
A「少なくとも私は歓迎してるよ？
一緒に仕事することはないけど、
日本語だって礼儀だって一生懸命覚えてるし
私達に歩み寄ろうとしてくれてるでしょ？
そういう事を評価してくれる人って必ずいるよ。
だから周囲をよく見てみて？
絶対に応援してくれてる人がいるから。
もし、いなくても私はユノの応援してるよ。ね？」
「そうか、そうだよな。
同じ国の人間だって上手く行かない事だってあるもんな」
「そうだよ！私だってね〜」
Aはその後も励ましてくれた。
「ありがとう、元気がでたよ」
「それは良かった。
ユノはジヘのお兄さんだけど
私の大事な友達でもあるからね」
それ以来日本で嫌な事があった時は
ジヘが送って来たジヘと彼女の
２人で笑っている画像を見て
『国籍なんて関係ない。
どこにだって、
気持ちを分かりあえる人は絶対にいる』
そう勇気づけられた。
会ったら何を話そう？
俺が東方神起だって知ったら驚くかな。
そんな事を考えながらリビングで
チャンミンを待つ。
CM「随分と支度が早いですね」
「そう？」
CM「ちょっと早いですけど行きますか？」
「そうだな、Aも早く来るかもしれないし」
俺とチャンミンは従業員用の
エレベーターへ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kawaetsu(プロフ) - hiroさん» 初めまして！コメントありがとうございます♪これからも更新頑張ります！ (2016年8月30日 19時) (
レス) id: 717f41a17c (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 初めまして、チャミペンのhiroです。5人の東方神起！5人時代からのペンなので、楽しく読ませて貰っています。更新楽しみにしています。 (2016年8月30日 18時) (レス) id: 70d86e783a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kawaetsu
| 作成日時：2016年8月21日 23時
