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彼女の気持ち1 (千代 ページ28

朝、Aに日課のLINEを送ったけど
お昼を過ぎても連絡がなかった。

「今日は返事がないけどどうしたぁ?
生きてるかぁ?」と送る。

「ごめん、朝寝坊して返信できなかった」とA。

寝坊?
私はそれが嘘だとすぐ気付いた。

何が理由かは分からないけど
落ち込んでいるのは分かる。
私は彼女を元気づけようと夕食に誘った。

今日はチャンミンとランチ。
「もし時間があるなら夕飯を4人で食べようと」
私はチャンミンに提案する。

「でも、ユノとAは
2人にした方がいいんじゃない?」と言う彼に
Aが元気ないから夕飯に誘った事を話す。

チャンミンはユノを必ず連れてくると
はりきっていた。

夕方6時半、”いつとこ”にチャンミンがユノとやって来た。
お店のおばちゃんに声を掛いつもの座敷へ。

Aはまだ仕事で合流するのは20時過ぎ。

ひとしきり注文を終えたところで
私はAの事を話し始める。

「今日Aに朝LINE送ったんだけど
全然返事なくてちょっと様子が変だったんだけど
何か知ってる?」

「元気がないなとは思った」とチャンミン。

「ユノは何か思い当たることはない?」私が聞くと
「あるにはあるんだけど・・・」と言葉を濁すユノ。

「出来れば教えて欲しいんだけど、ダメかな?」と聞くと
「2人とも気を悪くしないでね
実は昨日Aと電話してて
2人の事を話した後に泣いてるっぽかった」と答えた。

そして「Aはチャンミンの事が
好きだったんじゃないかな・・・」彼は続けて言う。

「それはあり得ない」
私とチャンミンは彼に断言する。

「なんで?」と彼。

「それはねぇ〜」と私が言うと
「ヒョンと違って俺は鈍感じゃねぇーですから
分かるんです。
他になにか話しませんでしたか?」とチャンミン。

「チャンミンに
「早く告白して幸せになれ!」って
茶化されたって事ぐらいかなぁ」とユノ。

多分それだ。

Aが元気がない理由がなんとなくわかった。

「でも、それが理由で泣いたなら
ヒョンにとっては良い事ですよね?千代。」とチャンミン。

「そうだけど
Aにとっては辛い状況なんだと思う」と私。

「だからなんで泣いてたんだよ
2人だけで納得するなよ!」と
話が見えないユノはイライラしていた。

私は元気がない理由が分かって
安心したと同時に心配になった。

彼女の過去 (千代→←もどかしい距離。 (YN



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はにゆの(プロフ) - 一気読み!楽しく読ませて頂きました。続きがたのしみなのですがパスワード教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いします。 (2020年5月12日 13時) (レス) id: fe5d965867 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kawaetsu | 作成日時:2016年5月1日 20時

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