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いけいけドンドンは ページ7
ぜぇ、ぜぇ、と肩で息をしながら、学園へ戻ってくる。
「な、なんだったんだ…」
七松小平太、六年ろ組。
暴君の異名を持つ。
人間離れした体力と身体能力を持つ、バケモノ。
そんな彼を横目で見ると、
制服はドロドロになっているものの、
本人は汗一つかいていない。
ちなみにほかのメンツは伸びている。
四年い組、平滝夜叉丸
三年ろ組、次屋三之助
二年は組、時友四郎兵衛
一年は組、皆本金吾
こいつらも大変だな。
なんて思っていると、
「お前やるな!」
ガシッと肩を組まれる。
「こ、このくらい…たいしたことないですよ」
「言うなぁ!」
ご機嫌な体育委員長はそのまま走り去ってしまう。
ぽつんと取り残された僕は
伸びているメンツに目を移す。
「大丈夫か、お前ら」
そう声をかけると、少し唸って平滝夜叉丸が答える。
「す、すみません、いつものことなのであしからず」
「そうなのか…」
委員会と銘打ちながら、もはや部活だな。
僕は大変な委員会に所属してしまったのかもしれない。
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作者名:ちとせあめ | 作成日時:2019年3月14日 9時