真選組子育て奮闘記。

ものさし　　　土方side ページ43

「この、こおかたって名字ね、









みんなのなまえ、





・・・・はいってるんだよ・・。









近沖方って、
こういう漢字を書くんだよって、









いみといっしょに、
けらいがおしえてくれた・・・・もん。」









…俺は。









いや、俺たちは馬鹿だ。









ガタガタ自分の物差しで

Aの幸せはかって。









Aの話も聞いてやらずに、







勝手に話すすめちまって、









そんで、結局自己満足に浸ってただけ。









「・・・だから。









Aのだいすきなかぞくを・・・・








ばかにすんなっ！！！」









ふと、後ろを振り返る。



全員、涙でぐちゃぐちゃな顔で、









同じ目をしてた。









「・・・さーて、
あのガキども、
どう料理してやりやしょうかねィ。」







「相手はあくまでも子供だぞ総悟。








・・・４分の３殺しくらいで勘弁してやれ。」









「いや、局長、
アンタ子供殺す気ですか？
最悪半殺しでしょ。」









俺は煙草をくわえて。









「テメ―ら。







３分の１殺しだ。









あとあと証拠のこんねーように腹狙え。」









いつにもなくきれいにそろった返事。









あとからの処理に
Aの引き取り先への中止のしわ寄せ。









・・・・いろいろ忙しくなりそうだ。

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