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「ただいまー」
パッと灯る玄関の明かり
上がり框の縁に寄せられていた私用のスリッパをはく
櫻井「おかえりー、ただいま」
そんな翔ちゃんの挨拶も毎回の事で
でもお互いに掛け合えるその言葉が嬉しい。
翔ちゃんもクスクス笑いながら
櫻井「ん、」
玄関でチュッと小さなキスを落とされる
ふっと翔ちゃんが動いた拍子に香る甘い香り
なんだろ
「翔ちゃん、ディフューザーのアロマ変えた？」
それは知らない香り
でも柔らかくていい香りで
櫻井「イヤ？変えてない」
翔ちゃんがくるっと見渡してああって顔して
櫻井「あれか」
指さしたのはちょこんと置いてある紙袋。
櫻井「職場の人に買ってきた出張の土産」
すっと手にとってくんっと息を吸う
櫻井「何かいい香りだったから買ってきて、月曜日に忘れないようにここに置いておいたんだった」
そっと袋をのぞくと桜色で可愛らしくラッピングされたそれ。
櫻井「春限定のクリームとかのセットらしい」
「女の人なら嬉しくなるお土産だね」
櫻井「いつもお世話になってるからなー
ま、とりあえず着替えてくるわ」
翔ちゃんはそのまま寝室へ入っていき
私はコトンとその袋を元あった場所に戻した。
キッチンに入ってお湯を沸かす
急須にお気に入りの緑茶をいれて
丁寧にお湯のみにお茶を淹れた。
櫻井「Aにはこっちな」
寝室から出てきていた翔ちゃんが渡してくれたのはリボンのかかった小箱がふたつ。
「ありがと」
リボンをするっとほどく
「プレゼントってこの瞬間がわくわくするよね」
キレイに並んだチョコレートがシックな薄い紙の中から顔をのぞかせていて
「(笑)、これ翔ちゃんが食べたかったんでしょ？」
櫻井「ちげーし。
それ向こうで教えてもらってめちゃ美味かったからさ」
こうやって自分が美味しいと思ったものを買ってきてくれる翔ちゃんが好き。
「美味しそうだもんね、ありがと。」
お礼を言いながらもうひとつのお土産に手をのばした。
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ぷく(プロフ) - 残念な櫻井先生大好物です！楽しいお話ありがとうございました〜。ニノミヤ先生と彼女さんのラブラブまであってお腹いっぱい！ (2016年2月18日 11時) (
レス) id: 1270ca8a5f (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 家電芸人のツッコミが言いそう！！っと思ってニヤリとしましたー。ドSな翔ちゃんも気になりますが、ひそかにラブドラ来ないかなーっと期待しているので。万が一気が向いたらぜひ！！ (2016年2月17日 12時) (レス) id: a415a79666 (このIDを非表示/違反報告)
モアモア(プロフ) - 甘い・・甘ったるいです先生！鼻摘まみ裏読みたすぎるけど我慢します。読みたすぎる（笑）大学生宮くんでも新しいものでも裏でもなんでも伸び伸び待ってます。甘らいくんをご馳走様でした。 (2016年2月15日 22時) (レス) id: 76257b56ba (このIDを非表示/違反報告)
sumire(プロフ) - あああぁ…終わってしまいました。朔やこの花から大好きな二人。花鳥風月をあなたとに出演する日をずっと恋い焦がれていました。とっても素敵でした！でも、まだまだ二人のお話が読んでみたいです！ (2016年2月15日 12時) (レス) id: cbf9f6c987 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - いつも 楽しみにしています。残念な櫻井先生いいです♪私はLove T-train が好きなんですぅ。続編 短編でいいので …気長に気長に待っております。 (2016年2月15日 12時) (レス) id: a9ee7eca20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=verbena
作成日時：2015年10月12日 1時
