トレーナーの目と赤い瞳 ページ34
リュカ視点
薄い煙の向こう側で、Aの目は確かにこちらを見ていた。
僕が一番最初にここに立った時、今Aが居る場所にいたのはトオルだった。その時のトオルと同じような瞳に、思わず息を飲む。
突き刺さるようなものではない。けれど鋭く、強い信念を抱く。トオルとの戦いの後で聞くと、僕もそんな目をしていたらしい。だからトレーナーはそういう目をするものなのかもしれないし、Aやトオル、勿論僕も特別なんかじゃない。
僕の手持ちが次々と倒れていく中、不安は不思議となかった。悔しさがないと言えば嘘になる。そこだけは譲れない。だけど、どうしても不安を抱くことは出来ない。
リ「次、クチート！」
「マリルリ、お願い！」
クチートとマリルリが同時にフィールドに出る。クチートがこちらをちらりと確認するのを見て、ふと昔のことを思い出す。
トオルに初めてバトルで勝った時のことだ。その時、クチートは初めて僕のことをバトルの最中に確認した。本当の信頼関係を築けた瞬間だったということは、言葉が無くても分かった。
赤い目と交わした視線は、ほんの数秒。それでもしっかり伝わってくるクチートの心情は、僕と一緒だった。
リ「クチート、勝つよ！」
クチートの威嚇がマリルリに向けられる。一瞬ひるんだようなマリルリの姿に、攻撃の力が確かに下がったということを確認した。
---
【オリキャラ交流企画】 思い出を作る旅
↑ほかの方のオリキャラを書くのが苦手な私が、それを克服するための企画を作りました！ もしよろしければ皆さんもぜひご参加ください！
※ルールをしっかりと読んだ上でのご参加お願いします。既存のオリキャラ(既にどこかの小説で出ているキャラクター、またこれから出す予定のキャラクター)でのご参加は受け付けておりません。ご了承ください。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miku(プロフ) - ルシファーさん» コメント有難うございます！お待たせしてすみません、頑張りますね！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
ルシファー - これからも、最新頑張ってください。 (2016年5月17日 18時) (レス) id: 0954d2158b (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 如嶺さん» はい！すぐ続編にいっちゃいます！次で終わりかどうかは分かりませんが、ここだけの話番外編やらリメイクやらでもうちょびっと続きそうです……！もしよろしければ是非そちらも見てくださると嬉しいです！ あああありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張ります！ (2016年5月3日 10時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
如嶺 - もう続編ですね！次で終わりかなぁなんて考えて、終わり方に期待したり、終わってほしくないなぁなんて寂しく思ってたり(笑) 今までは断然カルムくんだったのに、作者様が魅力的に描くものだから、リュカさんにも傾いてます。 これからもがんばってくださいね！ (2016年5月2日 19時) (レス) id: a7611506a1 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 緋色さん» 有難うございます！オリキャラを褒めていただけるとすごく嬉しいですし、話も楽しんでいただけているようですっごくすっごく嬉しいです！楽しみにしてくださってありがとうございます！ご期待に答えられるよう頑張りますね！ (2016年4月29日 20時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miku
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/katudoutyu12/
作成日時：2014年12月18日 19時
