番外編〜花火大会〜 ページ9
貴方視点
カ「このあたりで花火大会あるの知ってる?」
「え、本当?」
それは、カルムの1言から始まった。たまたまその町でカルムと話しているときに、偶然カルムがその話を振ってきた。
「見に行きたいなぁ・・・どう?カルム、一緒に行かない?」
カ「俺は別に構わないよ。何より、夜に君を放っておくと迷子になりそうだ」
「・・・言い返せない」
私がぐっと言葉を詰まらせるのを見て、カルムは面白そうに笑う。その様子に、私の膝の上に座っていたピカチュウも笑っていた。
カ「じゃあ、夜の7時にポケセンの前で集合しようか。楽しみにしてるよ、お隣さん」
「えへへ、私も〜。浴衣着ていこうかな」
カ「・・・着れるの?」
「うん。着れなくてもマフォクシーが助けてくれるから・・・」
マフォクシーのボールを撫でながらそういうと、カルムは納得したように「あぁ・・・」と声を出す。そして、ベンチを立ち上がった。
カ「じゃあ、また夜にね」
「はーい」
今はまだお昼だし、今から自宅に戻って着物を撮ってくることもできる。久しぶりにお母さんとも会えるし、いいことかも。
何より、カルムと花火を見れるしね。
・
・
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夜7時ちょうど。私は桃色の浴衣を着てポケセンへと向かっていた。そこにはもうすでにカルムがいて、カルムはいつも通りの服装だった。
「カルム!お待たせ!」
カ「あぁ・・・そんなに待ってないよ」
「そう?でも、ごめん」
カルムの隣を歩いて、花火がよく見える場所まで行く。ただ、人が多すぎて安定した場所がないのが残念だ。
カ「・・・空いてる場所ないな」
「ね。人がいっぱいだし・・・流石花火大会って感じかも」
カ「本当だよ」
カルムがため息を吐く。カルムは人混みが苦手だと前に言っていたような。でも、ここは人混みが多すぎる。
「・・・花火、諦める?カルム人混み苦手なんだよね」
カ「え?・・・いや、いいよ。折角お隣さんが浴衣着てるし、此処まで来たし。ちゃんと見ようよ」
「でも・・・」
人混みに押されながら会話をする私達の肩を、誰かの手が触る。びっくりしてその人を見ると、そこには金髪の美少年がいた。
リ「えへへ、やっぱ2人だった」
それは、間違いなくリュカさん。でも、なんと男物の浴衣を着ている。その後ろから、トオルさんが顔を出す。トオルさんも浴衣を着ていた。
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natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((゚*。ァリガトネェ。*゚))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら?のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん?どうした? (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・`) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miku | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時:2014年7月29日 22時