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ナナミ過去編ーキッカケー ページ47

ナナミ視点

ナナミ父「ナナミ、紹介しよう。お前と同い年のマサヤ君だ」


 ある日、お父さんが私と同い年の男の子を紹介してくれた。知り合いの子供らしくて、その知り合いがその子を連れて遊びに来たらしい。

 なんでも、バトルが強いとか。お父さんは、「お前もマサヤ君を見習って、バトル面においても失敗しないようにしなさい」と言っていた。



マ「ねぇ、君名前は?」

ナ「ナナミ」

マ「そっか、僕はマサヤ!よろしくね!」



 ニヘッと笑った顔を見て、私は察する。この人もまた、今まで失敗を繰り返してきた人なんだろう。同い年だし期待はしてないけど、失敗ばかりの人とはあまり関わるなとお父さんに言われた。



ナ「私は成功しか許されてないの。お父さんは失敗ばかりの人と関わるなって言ってた。だから、失敗ばかりの人と友達になる気はないわ」



 その言葉を聞いて、その人はポカンとする。何度か瞬きをしてハッとしたかとすると、また笑った。でも、今度はさっきの緩い笑顔じゃない。




マ「なんか・・・詰まらなそうな顔してるよ。君」



 私のすべてを見透かしたような瞳とその言葉に、思わずドキッとする。それを見て、その人は「図星?」と言って笑った。



マ「お父さんの言いなりになるの、楽しい?僕だったら詰まんないって逃げ出しちゃうなー」

ナ「・・・逃げ出すなんてみっともないじゃない」

マ「そう?詰まらない日々を過ごしてこれからを過ごすよりも、楽しく生きたほうがよっぽど正解だとおもうけどなぁ」




 自己紹介の時の満面の笑みを浮かべて、そういった。声色はゆったりしてるのに、言っていることが釣り合ってない。

 これが、私を自由にするキッカケの一言だった。そして、それと同時に私がマサヤに惹きつけられるキッカケの言葉だった。

ナナミ過去編ー失敗を成功に変えてくれた子ー→←ナナミ過去編ー許されない失敗ー



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natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((゚*。ァリガトネェ。*゚))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら?のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん?どうした? (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・`) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miku | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/  
作成日時:2014年7月29日 22時

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