言えなくてもどかしい ページ41
スミレ視点
私は真面目に言ってるのに、Aは笑顔を崩さない。傷ついてるのにそれを隠そうとするなんて・・・まぁAらしいっちゃらしいけど。
ス「A。そうは言っても・・・今のカルムは貴女の隣にいる権利はない！」
「スミレ。お隣さんに権利も資格もいらないの」
ス「でも！貴女の隣に今のカルムは・・・釣り合わない」
私がそういうと、Aはティーカップを置いた。そして、窓の外を見ながら口を開く。
「釣りあうとか釣り合わないとかも関係ない。誰もお隣さんっていうのにはなれないの。私の家の隣、カルムだけだもん」
へらっと笑いながら笑うAの肩を、テーブル越しに掴んだ。違う。私はそんなこと言ってるんじゃない。
ス「・・・ごめん。遠まわしに言ったのが悪かった。ハッキリ言うね」
自分の手に力が入る。でも、私はやめない。・・・この言葉が貴女を傷つけるかもしれない。でも、言わなきゃ。結果的に貴女を救うことになるのだから。
ス「A、カルムはもうやめた方がいい。これから何度傷つけられるか分からないから」
それならよっぽど、あの金髪の方がいいでしょ？・・・そう言いかけて、やめた。駄目だ。今のカルムよりはいいと思うけど、どうしても金髪にAを渡したくない。いや、でも・・・。
「スミレ」
考え込む私の手首を、Aが掴む。Aの顔に、先ほどまでの笑顔はなかった。
「お隣さんは、お隣さんであって恋人じゃない。傷つけられるとか傷つけられないとかは私の私情。私の一方的な想いでできた、勝手な傷だよ」
・・・あそこまでやっておいて、まだ一方的だなんて思ってるのか。それだったら尚更性質が悪い。
ス「だとしても、カルムがその気持ちに気付かない以上・・・また貴女を置いてけぼりにするかもしれない！金髪とトオルから聞いたのよ！？そのたびにっ！そのたびに泣くの！？私は！貴女が心配で！」
「心配有難う。・・・でもね、全部私の私情なの。泣くのも、傷つくのも、嫉妬しちゃうのも、全部私の勝手な都合。それをカルムに押し付けるわけにはいかない」
＿＿＿ちがうの。本当はね、貴女が好きなのに割り切れないカルムに腹がたってるの。
でもそんなの・・・Aに言える訳ないじゃない・・・。
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natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((ﾟ*｡ｧﾘｶﾞﾄﾈｪ｡*ﾟ))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (
レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら？のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん？どうした？ (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・｀) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時：2014年7月29日 22時
