早く話したいから ページ35
貴方視点
皆と約束したことも大体済んだ。休憩もそろそろ終了かな。そう思って立ち上がろうとした私の頭に、ふと先ほどのバトルのことがよぎる。
「ねぇ、マフォクシー。やっぱり気になるよ・・・ないしょばなし。フシギバナとフラージェスは、一体なにを話してたの？」
私が聞くと、マフォクシーは一瞬黙る。そして、首を横にふった。
マ『貴方は知らなくていいことよ』
「えー・・・」
どうしても教えてくれないらしい。でも、こうなればマフォクシーは絶対に教えてくれない。本当に頑固なんだから・・・そういうところも好きっ！
マ『(トロバのポケモンがもうすでにAとカルムが付き合っていると信じて疑ってなくて、その誤解を解くためにあんなに話し込んでたなんて・・・言ったら・・・混乱するわよね)』
マフォクシーが黙り込むのを横目に、私は空を見上げていた。そろそろ次の街にいかなきゃ。早めにポケセンの部屋とっておきたいし。
「ちょっと遊びすぎたかなー・・・皆、そろそろ次に行かないと・・・」
皆に呼びかけようとした私の声を遮るように、ホロキャスターがメールを受信した音を出す。それにびっくりしながらも、ホロメールを確認した。
「・・・カルムだ」
もう修行は終わったのかな。そう思いながらもメールを開くと、サナが横からメールを覗き込んできた。
サ「カルム？」
「うん」
メールを開くと、いつも通りカルムの顔が映る。いつも通りの、微笑んだ顔。
カ『お隣さん、今日はもう部屋とった？もし暇なら、今日も話さない？』
最近、カルムは自分から話し相手になってくれないかと誘ってくれる。それが嬉しくて。すぐに返信のメールを送ろう。
「今、皆と一緒にいる。さっきまでバトルしてて・・・まだ部屋はとってないの。部屋とったらメールするから、待っててね！」
そういって、メールを送信する。それを横で見ていたサナが、ニコリと笑った。
サ「前にAがカルムのこと好きって聞いたけど・・・上手くやってるみたいだね」
「からかわないでよ、サナ。・・・私、早く部屋とらなくちゃ！ごめんね！」
サ「カルムと仲良くね〜」
「分かってるよっ！」
皆をボールに戻して、次の街のポケセンへとダッシュする。カルムと一刻も早く、話したくて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((ﾟ*｡ｧﾘｶﾞﾄﾈｪ｡*ﾟ))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (
レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら？のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん？どうした？ (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・｀) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miku
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時：2014年7月29日 22時
