繋いだ手は離さないで ページ3
ミハク視点
マ「ねぇミハク。これから何処に行きたい?」
ミ「・・・何処がいいかしら」
マ「僕達なら、多分どこに行ってもバトルには負けないだろうね」
マサヤが隣で笑っている。それは、もう何年も追いかけてきた夢。今でも、これは信じられなかった。
ミ「そうね。マサヤは強いから」
マ「へへ、有難う」
あの頃から変わらない笑顔を見つめて、ふと考える。私はこのままだと足手纏いになってしまうのではないかと。やっぱりマサヤは強いし、私なんて足元にも及ばない。
・・・バトルするなら、私だってマサヤの役に立ちたい。だったら今より強くなるしかないんだけど。
ミ「・・・マサヤ、私強くなるわ」
マ「うん?ミハクは十分に強いよ」
ミ「もっともっと強くなるの!」
マサヤと手を繋いで歩いていると、やっぱりマサヤは男の人なんだと思い知らされる。
ミ「この手、昔はもっと小さかったのにね」
マ「今は僕の方が大きいけど」
ミ「成長したのよ。・・・これでも私だって成長したのよ?」
マ「知ってる知ってる。昔からだけど、昔より今の方が可愛いよ」
マサヤは、楽しそうに笑った。フレア団に所属していたころは疲れたように笑っていたのが、今はこんなにも楽しそうに笑ってる。それが何よりも嬉しかった。
ミ「そういうことを言うところも十分成長したみたいね」
マ「ミハクにだけね〜」
繋いだ手の大きさは変わったけど、やっぱりその手の温かさは変わらない。マサヤが隣に居る時の楽しさも変わらない。いや、昔よりずっと今の方が楽しい。
ミ「マサヤはもう自由だし、好きなことが出来るわね」
マ「うん!・・・あ。そうだ。リュカ君とバトルするときのために、もっと手持ちを育てて・・・後は、手持ちを増やさないとな」
ミ「随分やる気ね」
マサヤがやる気になるのは分かる。リュカ君は、一目見て分かるくらい強いから。
マ「ミハク、手伝ってくれる?」
ミ「・・・私に手伝えることなんてあるの?」
マ「うん!近くに居てくれるだけでいいよ!僕の癒しになるから!」
ミ「何よそれ・・・手伝いなのかしら」
2人で笑いながら歩いていく。長い長い道のりも、苦だとは思わない。
どんなに歩いてもいいから、その繋いだ手は離さないで。
----
初っ端からリア充回です←
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((゚*。ァリガトネェ。*゚))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら?のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん?どうした? (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・`) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miku | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時:2014年7月29日 22時