綺麗な朝 ページ18
貴方視点
カルムのおはようメールが１０通溜まったところで、私はその音で目を覚ました。部屋には太陽の光が差し込んでいて、寝起きの私には少し眩しい。
「うぅ・・・」
ホロメールの音が聞こえるので、まだ重たい瞼を必死にあけてホロキャスターにたまっているメールを見る。・・・そして、顔が青ざめていった。
「・・・カルムから、１０通も来てる」
しかも全部私を起こすためのもの。慌てて返事を出した。
「ごめんなさい！今起きたからっ・・・ありがとう！本当にごめん！」
寝起きで寝癖もひどいということも忘れて、すごい勢いでメールの返信を送った。そして、少し経ってからカルムからメールが来る。
カ『起きたならいいけど。１０通で済んでよかった。俺的には３０通くらい送るつもりだったから。それより寝癖ちゃんと直して、ご飯食べなよ。それじゃ』
まるでお母さんのようなことを言って、プツリとメールはきれた。バッグのなかから寝癖を直す用のスプレーとブラシを取り出す。当然のようにカルムがやってくれていたけれど、私だって自分で出来るのに。
カルムってやっぱりお母さん？・・・いやいや、お母さんはトオルさんだ。
「みんな！今日中に次の街いけるように頑張ろうね！」
バッチリ寝癖を直して、皆にそう呼びかけた。ボールの中で、皆は一斉に頷く。
「よし！出発！」
勢いよくドアを開けて、ポケセンを飛び出た。今日は日差しが眩しくて、昨日のことが嘘みたいに、綺麗な朝だった。
「・・・ほら、フラダリさん。心配しなくたって、世界はちゃんと・・・綺麗ですよ」
朝日を浴びながら私はまた地面を蹴り上げる。次のジムバッジを手にいれれば、私は四天王とチャンピオンに挑むことが出来る。
・・・私は、心の中で決めた。もしチャンピオンに勝てたら、チャンピオンの座に私がつけたら・・・その時は、私の気持ちをカルムに伝えよう。
「頑張らなきゃ！」
私はまだまだ、限界を見ていない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((ﾟ*｡ｧﾘｶﾞﾄﾈｪ｡*ﾟ))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (
レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら？のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん？どうした？ (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・｀) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miku
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時：2014年7月29日 22時
