未来へのメッセージ ページ13
貴方視点
「博士もこういうことしてたんだなぁ」
博士の字をそっと撫でて、あることを思いつく。
「えぇっと、確かマーカーならバッグに入って・・・あった!」
油性マーカーを取り出して、博士の字の隣に自分の字を書いていく。博士と比べると、美しいとは程遠い字だということが分かってしまうけど。
「ふふ、私もここで夢を残しておこう。これも旅の思い出だし、いつか誰かが宝探しするかもね!」
マ『あら、いいじゃない。ふふ、だったら私達、手持ち全員の想いもここに書きましょうか。書き終わったらペン貸してちょうだい』
「うんっ!」
自分の文章を書き終えてからマフォクシーにペンを渡す。マフォクシーは、手持ち全員に何かポケモンの言葉で話していた。
「いい眺めだなぁ」
駅のホームから見える景色は、綺麗の一言に尽きる。博士もかつて、こんな光景を見ていたのかな。
マ『書けたわよ、A。ペン返すわ』
「は〜い」
マフォクシーからペンを預かり、改めて文字を見直す。
『これを読んでいる私は、何をしていますか?何をするにしたって、愛するポケモンと毎日を楽しく過ごせているのならいいと思います。
例の人とは、どうなりましたか?私はまだ全然ですけど、未来でそれが変わってればいいなって思ってます。楽しくて、笑えるような。まぁそんなに楽ではないだろうけど。
今は未来の自分が何をしてるかなんて分からないけれど。何年か後の返信を待ちます。冒険中のA』
その隣に書かれた、博士とはまた違った綺麗な字・・・マフォクシーの文を見る。なんと、人間の文字だった。
『我らが主人、Aが何年過ごそうと、何をしようと、今の私たちは側に居ることを望んでいます。彼女が愛してくれるように、私たちも彼女を愛しているから。
そうそう。未来でもまだヘタレっぷりが変わっていないのなら、過去の私たちの想いも引き継いでどうにかしてやってください。私たちが後押ししなくちゃ、この子は何も出来ないんだから。手持ち一同』
その言葉に、キュンとしたりどこかグサッと刺さったり。でもやっぱり嬉しい。私は、手持ちの皆に倒れ込むように抱き着いた。
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↑リア友が夢主ちゃん描いてくれました!
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natsu(プロフ) - mikuさん» あ、わかったー。((゚*。ァリガトネェ。*゚))p∀`o)-☆ (2014年8月24日 10時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» あ、そういうことか。画像の乗せ方ってよくある質問にあるはずだから探してみたら?のってなかったら、多分調べたらでてくるだろうし (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - mikuさん» いや、レスの通知は来てたんだけど… (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - natsuさん» うん?どうした? (2014年8月23日 22時) (レス) id: 38fa76f22b (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ごめんmikuちゃんよ。← しばらく来てなかったからレスが消えて…(´・ω・`) (2014年8月23日 22時) (レス) id: 820939c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miku | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時:2014年7月29日 22時