幼馴染が人妻好きだから私の愚行を許してくれ その2【桂小太郎】

第65話 修羅場 ページ25

｢あ、いや、違うんだよ。いや、まじで｣







明らかに不審者な俺。銀さん死にそう。助けて誰か。






｢お、おっ。俺を信じろよ！！15年以上も一緒にいるだろ！！｣





｢そんだけ長くいるから信じれないのよ、逆に｣




｢性格が性格だからな｣








墓穴掘った系ですか、これは。




汗がダラダラと流れるその時、ヅラが口を開いた。




｢で？銀時はここで何をしていたのだ？｣







はいっ、電波入りました！！さすが狂乱の貴公子様だわ！！！






｢ヅラｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ馬鹿だろ！お前馬鹿だろおおおおお｣






｢どこぞの妹の真似しないでよ。神楽ちゃんが汚れる｣






｢誰か！！！！俺を慰めろ！！！！300円あげるからァ！！｣





床をドンドン叩き、膝をつく。みんな知ってんだろ…Ｓだからこそ打たれ弱いんだよ…





お豆腐メンタルなんだよ…？銀さんすごいメンタル弱いんだよ…？








｢まあ、いいや。宿題あるから私先寝るね、おやすみ｣







突然にAはそう言い出し、2階へ向かった。






残されるはムサ苦しいゴリラ共だけ。








｢俺も寝る。課題が残っているからな。おやすみ｣








そして残されるはチビと俺。







｢なぁ、あいつらさぁ…いつくっつくんだろ｣






｢知るか。あの2人の何かが弾ければ互いの気持ちに気がつくんだろうけどな｣





何言ってるんだろう、此奴は。なに弾けるって。





｢2人を密室に閉じ込めてみるか？｣





｢いや、だったら気持ちを伝えざるを得ない状況を作った方があいつらに向いてるぜ｣





ってことでギャルゲーやるか。そう言い渡されたのはPS4。






｢しょんねぇ、付き合ってやらぁ｣








因みに次の日寝坊して松陽に殺戮げんこつをくらった。

第66話 相談→←第64話 焦がれ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す