第18話 女の子 ページ19
ガタン、と自分の靴箱を開けるとほぼ毎日入ってるラブレター。
今日は男子か。昨日は女子で、一昨日も女子だった。
『A先輩。高杉晋助なんかと別れて俺にしましょう?あんな厨二野郎の何処がいいんですか?桂小太郎ならまだしもA先輩の好みがよく分かりません。
その綺麗な目も、髪も、肌も、全てが美しい。俺は貧乳でも大丈夫です、A先輩の全てを受け入れることができます。
とりあえずお返事待ってます。YESかはいで答えてくださいね。
小鳥遊誠』
「いや怖いわ!!!!」
今まで受け取ってきたラブレターで上位にランクインするくらい狂気に満ちていた。いやまず何、YESかはいって。選択肢ねえじゃん!!!
「あれ……」
よく見ると、奥の方にメモ帳がポツン、と貼ってあった。
『私の晋助先輩に手ぇ出さないでくださぁい♡』
「いやキモイ」
一人ブツブツ呟いていると肩に感じる痛み。晋助が私の肩をこれでもか、というほど握っていた。
「俺はこんな気持ちわりぃ奴に好かれてたのか…?」
そう言って私の靴箱に入っていたメモ帳と同じ差出人らしき人の紙を私に見せてきた。
『前原Aよりぃ、私の方が可愛いし胸もあるしぃ、感度も高いし、色々上手ですよォ?
所詮前原は処○、晋助先輩を満足されることはできないと思いますぅ……
だ、か、ら♡私とお付き合いしませんかぁ?』
という文章。
「そんな顔しないであげて、泣いちゃうよこの子。死んじゃうよ、私が殺してあげようか」
「頼む」
「いやお前らダメだからね!?ラブレター入ってるだけでもマシだろ!?」
「悪いな銀時、俺も入ってた」
「おうのおおおおおおおおおお!!!!!!」
小太郎にも入ってたのか。なんか複雑…胸がモヤモヤする……
「気にすんなよ、彼奴が好きなのは人妻か未亡人だけだ」
「……うん」
ふわ、と晋助に頭を撫でられる。低杉が。
「Aも毎日大変だな」
そう私に言ってくる小太郎の顔は何処か悲しそうだった。
晋助と銀時がその顔をじっ、と見ていたことを私達は知らない。
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ちゃむ - 面白いです!!やっぱちょっと下ネタ入ってる夢小説が一番面白いですよね!特にヅラのにゃんにゃんが地味につぼってますw今度友達に言おうかな…?あ。あと5話の席の配置の説明ヅラの位置が誤字ってます!時間あるときに訂正お願いします♪ (3月25日 22時) (レス) @page6 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - ゆききさん» ありがとうございます!!更新ペース上げられるように頑張ります…(小声) (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - 茉莉さん» ひええええ!ありがとうございます!高杉フルボッコ大好きなんですよ() (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきき - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2019年4月12日 21時) (レス) id: 2dedf68d57 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - めちゃくちゃ話のテンポいいし面白くて好きです!高杉娘役は…もう(笑)更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2019年3月25日 14時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結鶴 | 作成日時:2019年1月27日 16時