幼馴染が人妻好きだから私の愚行を許してくれ【桂小太郎】

第36話 とりあえず ページ37

「やっと小太郎と……うへ」





「相変わらず気持ち悪い思考してんな」





「煩いなぁ、お前もどうせ天パだから気持ち悪い思考してんでしょ？」






「いや天パ関係ないからね！？」





「あはははは！！天パでも頭いいやつはいるぜよ！！！」





「数学と社会だけだろ」






放課後、小太郎と晋助が呼び出されたので教室で銀時と待っていると坂本辰馬が来た。





そう、この坂本辰馬、見た目はただのもじゃもじゃだが数学と社会だけはめっぽう強いのだ。





暗算も強い。19572×6697とか意味わからん計算が一瞬でできる。


だから私は心の中で人間電卓ってよんでる。内緒だぞ






「にしてもなんで優等生のヅラも呼び出されたんだろーな」






「晋助はまだ納得できるとしてね」





「あははは！あはははは！おまんら地味に高杉に失礼じゃぞ！！！」






いやだって事実だもの、そんな言葉は胸に閉まっておく。





そこでひとつの不安が過った。小鳥遊の件、バレたんじゃないのか？




保健室言ってないのバレちゃった？喧嘩したのバレちゃった？




やべえ優等生じゃ無くなっちゃう。ぐへ




まあいいや不良になってもこの3人に養ってもらおう。






……まって4人まとめて不良になるのか。





「よし坂本、これから宜しく」




「なんのことじゃ前田！プロポーズか？悪いがわしゃおりょうちゃんがタイプじゃき、すまんの」






「あ、いやプロポーズじゃないから。あと私前原だから
」





突っ込んでいると魔の声が聞こえた。




「2年坂田銀時、同じく2年前原A、至急4階多目的室へ」





ピンポンパンポーンと放送が入った。何これ嫌な予感しかしない。どうしよう。

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