第13話 ときめき ページ14
「んん……」
「A……」
皆様お察しであろう。目が覚めると真っ白な天井。そしてヅラ。
場所は保健室であった。大方、ボールが当たったんでしょ。頭が痛いもの。
「誰が運んだ……」
「晋助だが。悲鳴と歓声が凄かった」
「あー、なんか想像できるわ」
私のファンと晋助のファンの悲鳴。そして私と晋助のカップリング推しの人の歓声。
「……でもなんでヅラがいるの」
「俺も彼氏である晋助がいるべきだと思ったんだがあの二人が『お前がいてやれ』って煩くてな」
彼氏である晋助、その言葉をさらりと言われ心が傷んだ。
少しも私の事女って見てないんだな、と改めて実感した。
「そっか。今何限目?」
「4限目」
「嘘でしょ!?お前授業は!?2限目からずっとここにいたの!?馬鹿なの!?委員長がそんなことして大丈夫なの!?」
「委員長の特権だ」
そう微笑まれ何も言えなくなってしまう。くっそまじで整った顔してるな。
「……でも、まあ、その……ありがとう……」
「どういたしまして。そろそろ昼休みだ、起き上がれるか?」
「多分……」
「…………水と薬もってきてやるから待ってろ」
「おっす……」
辛そうなのが分かってしまったのか、ヅラがカーテンの外へ出ていった。ずっと一緒にいてくれた嬉しさとさっきの笑顔で顔が熱くなってるのを感じた。
「Aは?」
「もう目が覚めた、中にいるぞ」
そんな声が外で聞こえた。晋助と銀時か。
シャッと音とともに3人が現れた。
「よおA。どうした顔真っ赤にして。桂とせっく」
「黙れ!!!!」
「そうだそ高杉。俺は人の彼女を襲うほどアホじゃない」
「人妻未亡人好きがよく言うぜ」
「黙れ!!!!」
「2人して同じ反応しなさんな」
くくく、と喉で笑われるとまた顔が赤くなる。
「お前本当に顔に出やすいな。見てて面白い」
「失せろよドS」
「なんか俺だけ扱い酷くない!?バスケから酷くない!?」
※結局お昼は保健室で仲良く食べた
「少し妬けるな」
そう誰かが聞こえない声でポツリと呟いた、
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ちゃむ - 面白いです!!やっぱちょっと下ネタ入ってる夢小説が一番面白いですよね!特にヅラのにゃんにゃんが地味につぼってますw今度友達に言おうかな…?あ。あと5話の席の配置の説明ヅラの位置が誤字ってます!時間あるときに訂正お願いします♪ (3月25日 22時) (レス) @page6 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - ゆききさん» ありがとうございます!!更新ペース上げられるように頑張ります…(小声) (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
白愛(プロフ) - 茉莉さん» ひええええ!ありがとうございます!高杉フルボッコ大好きなんですよ() (2019年4月19日 19時) (レス) id: ae50fd5e0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきき - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2019年4月12日 21時) (レス) id: 2dedf68d57 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - めちゃくちゃ話のテンポいいし面白くて好きです!高杉娘役は…もう(笑)更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2019年3月25日 14時) (レス) id: 51e720f33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結鶴 | 作成日時:2019年1月27日 16時