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title-６９(у) ページ17
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(уamaneko side)
雨が俺の体温を、急速に奪っていく。
傘も差さず、走るわけでもなく… 全身黒い俺は、変質者そのもの。
ただ俺が今歩いているのは、人がいない山付近の道。
街灯の少なさが、俺を闇に隠してくれて。
｢人を、殺しちまった･･･、｣
消えない罪が、このまま消えればいい。
俺の存在と共に。
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近くに小さなベンチがあった。歩き疲れて、俺は寝転んだ。
関本の顔が、忘れられない。
俺を見た、Aの顔も。
｢さみぃよ……｣
俺の周りにいつもいた仲間達。
何があっても側にいた里佳子。
俺をみて初めて生きたいと思った、といつも言う真央。
俺を許してくれた勝村。
怖がらずに俺と共にいるA。
仲間が、
仲間が欲しい。今、とても。
｢会いてえよう…｣
格好悪い。だけど、俺は、また仲間の元へと歩くことにした。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2016年4月25日 13時
