猫、氏ぬ ページ1
僕、Aはいじめられっ子。給食には必ずと言っていいほどマヨネーズがふりかけられ、カバンをのぞけば大量の消しゴム。しかもMONO。高かったろうに。椅子に座れば笑点よろしく大量の座布団。歌丸もびっくりの量。なんでも大量に用意すればうけるとおもってるyoutuber思想に染められた少年少女。これが現代のいじめである。
そして僕は今日も消しゴムを担いでトボトボ帰路につく。
「おい!やめろ!はなせ近づくな!ぶっ殺されてーか!」
顔を上げればそこに、猫に毒を吐くサングラスをかけた大男が一人。ぼくはその様子をあんぐり口をあけながら眺めていた。
「この野郎。ハンバーグにしてやろう」
…ハンバーグ?
そう思った瞬間、男はおもむろにポケットからハンドガンを取り出した。そして足に絡みついていた猫をむりやりはがし、首根っこをつかんで顔の前までよせる。
「最後に聞くが」
「ハンバーグとホットドッグ、どっちが好きかね?」
猫「ニャ」
彼は数回うなずいて猫の頭に自慢のハンドガンをぶっ放した。
脳みそと血しぶきの雨。僕は吐きそうになった。不快感と同時に男への恐怖心も芽生えてきた。
「逃げなきゃ」
あああああああああああああああああああああああああああ
一心不乱に逃げた。ひたすらに逃げた。脇目も降らずに。しかし足は家に向かって動いてる。
走って5分。僕は家に着くと同時に電話に飛びついた。
110…110…
「ガールフレンドに電話かい?」
聞きなれぬ、聞いたことのある声がぼくに耳にこだまする。肩がすくみ、動悸がやまない。おそるおそる後ろを後ろを振り返ると、想像していた通り、サングラスの、猫を殺した男がいた。
腰が抜け、その場に座り込む。
「な、んで…いる?」
率直な疑問を投げかける。
「なんでもなにも、私がこの世界にいる理由なんか知らないさ」
なにを言っているんだ
「なぜ、僕の家にいるんだ」
「ん?僕の家?君はまだ11だろ。自分で買ったのか?」
…うぜえ
「なんで、我が家にいるの?」
「ふむ。上から君を守るよう言われててね。」
は?そんな意味不明な話信じられるか。
「ま、守る?何をいっているんだ」
「ほんとは君のようなハナタレ、私は今すぐにでも殺してしまいたいのだが…」
「ヒッ」
やっぱりこの男は危険だ。
「ただ、報酬の額を聞いて180°考えが変わった。」
なんぼのもんじゃい
「10億」
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煎田@ROM卒奴(プロフ) - ジョンが中々にナイスガイな所が好きです。 (2017年3月13日 0時) (レス) id: 09d62032e9 (このIDを非表示/違反報告)
ロイヤルストリート(プロフ) - 面白くて好きです。笑点意識に座布団3枚くらいあげたいです。これからも楽しみしてます (2017年3月2日 17時) (レス) id: c29879431f (このIDを非表示/違反報告)
徒町(プロフ) - コワァくて、気持ち悪いけど、続き気になります。 (2017年3月1日 18時) (レス) id: cc532d57bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:katsumi20001226 | 作成日時:2017年3月1日 14時