・鷹岡の時間 ページ2
驚き動けない私達を無視して鷹岡は言う
「屋上へ…行こうか､愛する生徒に歓迎の用意がしてあるんだ｡ついて来てくれるよなァ?おまえらのクラスは…俺の慈悲で生かされているんだから」
鷹岡はグシャリと笑った｡狂気と憎悪が刻み込まれた顔面で
きっと皆が思い出した｡あの時のクラスメイトの苦痛の記憶を…
「気でも違ったか鷹岡､防衛省から盗んだ金で殺し屋を雇い生徒達をウィルスで脅すこの凶行…!!」
烏間先生がそう言うが､鷹岡は平然と自分はまともだと言う
「おとなしく2人にその賞金首を持って来させりゃ…俺の暗殺計画はスムーズに仕上がったのにな」
「……?」
「計画ではな､茅野とか言ったっけ､女の方｡そいつを使う予定だった
部屋のバスタブに対先生弾がたっぷり入れてあるそこに賞金首を抱いて入ってもらう｡その上からセメントで生き埋めにする｡対先生弾に触れずに元の姿に戻るには…生徒ごと爆裂しなきゃいけない寸法さ
生徒思いの殺せんせーは…そんな酷い事しないだろ?おとなしく溶かされてくれると思ってな」
鷹岡は笑いながら話した｡正気じゃない…
全員が思っただろう｡悪魔だ…と
「全員で乗り込んで来たと気付いた瞬間は肝を冷やしたがやる事は大して変わらない｡おまえらを何人生かすかは俺の機嫌次第だからな」
「………許されると思いますか?そんな真似が」
殺せんせーがド怒りの顔をして鷹岡に言うが､言われた本人は気にせず言う
「……これでも人道的な方さ､おまえらが俺にした…非人道的な仕打ちに比べりゃな
屈辱の目線と騙し討ちで突きつけられたナイフが頭ん中チラつく度にかゆくなって､夜も眠れなくてよォ!!」
そう叫ぶように言った鷹岡は渚くんを指さして言った
「落とした評価は結果で返す､受けた屈辱はそれ以上の屈辱で返す
特に潮田渚｡俺の未来を汚したおまえは絶対に許さん!!」
「……!!」
私はサッと渚くんを背に庇うように前に出た
「背の低い生徒を要求したのは…渚を狙ってたのか」
「カンペキな逆恨みじゃねーか…!!」
渚くんを庇う私の隣にカルマが並んだ
「へー､つまり渚君はあんたの恨みを晴らすために呼ばれたわけ｡その体格差で本気で勝って嬉しいわけ?俺ならもーちょっと楽しませてやれるけど?」
いつも通りに煽るように言っているカルマだが､怒っているのが伝わる
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ヒビヤ(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます!!少しづつですが頑張って更新していきます!これからも応援よろしくお願いします!! (2022年9月26日 20時) (
レス) id: e1dfed361c (このIDを非表示/違反報告)
みこ - めっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！更新頑張ってください！ (2022年8月26日 3時) (レス) id: d95e95d542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年8月7日 16時
