【鬼滅の刃】死亡ルートを回避せよ【音柱】

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非常に残念な事態が発生しました。父が、突然私に興味を持ってしまったようです。



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毒も抜け、ようやくまともに動けるようになったところで私の訓練と任務は再開された。




………うん、もうなんと言うかあまりにキツすぎて言葉を失ったよね。殺す気かな？あの親は。

知識も技術も変わらないはずなのに、中身が変わるとこうも上手くいかないとは……

取り敢えず生きることだけを考えて訓練をこなしてたら、いつの間にか表情を作ってる余裕なんかなくなってた。そう、無言、無表情。




日課のメニューが一通り終わった頃だったか、気づけば父が目の前に立っていた。




「やはりお前には忍の才能がある」




うーんどうやら“心“を失ったと思われたようだ。
……いや感情くらいあるけどね？見た目だけだよ？


『…………………。』



まぁ言いたくても言えないのが私なんだけどねぇ。

と、父の顔を眺めていたら私の頭にいいアイディアが浮かんだ。


────これってチャンスじゃないか？


今の私は父親の理想に限りなく近い。ならばいっそ父の目を私に向けさせて、兄が逃げやすいようにしてやればいいじゃないか！

父からの信用があれば、兄の追っ手役は私になるかも知れないし………うん、ナイスアイデア！

頃合いを見計らって私も脱出するか任務先で死んだことにすりゃ問題もないだろう─ってことで当分は忍らしく振る舞うことにした。





















この選択が間違いだったと知るまであと


10日

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