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「どうしても、お前に、会いたかった。一目、お前を見たかった」
すまん、と一言添えるウシワカ。
涙を拭う様子もない。
すっぴんだし、髪もテキトーにまとめ、完全部屋着の私。
ウシワカはそれだけ言って、私に背を向ける。
「ちょっと!」
私がそう呼び止めると、ウシワカがゆっくりと振り返る。
「上がって、ホットミルク作ってあげる」
ウシワカは何も言わず、ただただ私に従うだけだ。
明らかに様子がおかしい。
私はウシワカをリビングのソファに座らせるとキッチンに向かう。
ミルクを一煮立ちさせ、はちみつを溶かす。
熱いカップをウシワカの前に置く。
彼はぼーっとした様子で、涙を流すばかりだった。
「寒かったでしょ」
「……ああ」
何かあった?なんて聞こうにも聞けない。
あったに決まってるじゃん。
ウシワカがこうなってるんだから。
ウシワカがホットミルクを一口飲み、カップを机に置く。
そしてゆっくり口を開く。
「俺は、バレー以外何もできない人間なのだろうか」
「そんなわけっ……!」
「俺は、感情が欠如してるのだろうか」
そう言いながらホットミルクの表面に映る自分を、じっと見つめるウシワカ。
私はウシワカの頬を掴んで私の方を向かせる。
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時雨 彩(プロフ) - あだしの。さん» コメントありがとうございます!まさか私が読んでた作品の作者様から褒めていただいて嬉しいです!これからも頑張ります!! (2019年9月8日 21時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
あだしの。(プロフ) - 面白すぎて最初から一気見しました!ウシワカちゃん可愛すぎて、夢主もどストライクな性格で!この作品に出会えて良かったです!これからも頑張って下さい!素敵な作品をありがとうございました! (2019年9月8日 21時) (レス) id: d9ec2ec944 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - オビナミホさん» コメントありがとうございます!牛島くんは普段かっこいい分ギャップがありますよね笑 これからもよろしくお願いしますね! (2019年9月8日 8時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
オビナミホ(プロフ) - すごく面白くてすぐに読み終わってしまいました!続きが楽しみです!!あと、若利くん可愛いです。頑張ってください、応援してます。 (2019年9月8日 1時) (レス) id: 0f055014d9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - 小鈴さん» コメントありがとうございます!牛島くんの魅力を最大限に引き出せるようこれからも頑張っていきます。応援よろしくお願いしますね! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
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