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2話 ページ2

*




「お疲れ、牛島」

「ああ」


部活終わり、体育館を出るとちょうど牛島が帰るところに会った。
私は駆け寄って話しかけた。


「スタメン、1年生いる?」

「いる」

「やっぱり知らない子いたし」

「ああ、面白いやつだ」

「へぇ、牛島にそこまで言わせる子気になるね」


春先なのに部活終わりだからか汗ばむ。
それは牛島も同じようで、少し暑そうにシャツを扇ぐ。

たまたま会って一緒に帰っている2人が両方とも暑いとなれば、やることはひとつ。
私は牛島を見て言った。


「コンビニよってこ」

「わかった」


コンビニに寄り、私と牛島は迷わずアイスコーナーに向かう。
ひんやりとした冷気が足元に漂う。

アイスクリーム、氷系、ソフトクリーム、冷凍フルーツ系、どれにしようか迷っていると牛島はもう決めたらしくアイスを持ってレジへ行く。

早くしなきゃという焦りで、さっさと無難なソフトクリームを選び牛島の後を追う。
コンビニを出てアイスを口に含む。

程よい甘さとひやっと冷たくなる口。
牛島は勢いよく食べたからか、頭が痛いという仕草をした。


「もう3年だね、私たち」

「ああ」

「やっぱ寂しいねぇ」


牛島は私を見ていや、と1度否定文句を口にした。
でもすぐ取り消すように言う。


「……あぁ、そうだな」

「卒業しても私とは大親友でいてね」

「俺とお前は大親友だったのか?」

「なにその傷つく反応」


私はそう言って笑った。

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時雨 彩(プロフ) - NONAMEさん» コメントありがとうございます。ほんと、応援が力になります!これからもよろしくお願いしますね! (2019年11月30日 18時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME - やばい、あなたが神か。。。全作品読んでます、応援してます!!! (2019年11月29日 21時) (レス) id: f4e45113f3 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - 鈴松しおん@誤字り姫@受験fuc○さん» コメントありがとうございます!更新ペースは遅めですが、頑張ります。これからもよろしくお願いしますね! (2019年11月29日 19時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴松しおん@誤字り姫@受験fuc○(プロフ) - えっ、初っ端かだけど好き…更新f頑張ってください! (2019年11月29日 18時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨彩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年11月28日 19時

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