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その週の土曜日、
私はちょっとした気分転換に買い物へ行くことにした
失恋もしたことだし、色々吹っ切ってやろうか……!と無計画に家を出たはいいものの、何を買うかは私にも未知数である
「服と……文房具と……あ、お皿とかもみたいな……」
そんなことを呟きながら携帯で色々と調べる。
美味しそうなスイーツやご飯にも目が移る
その時、ふと視界の先に大きな病院が映る
私はこの先をもう少し進んだ所にあるショッピングモールに用があるのだが、大きな建物だけあって目に入る
そういや、病院とか久しく言ってないなぁ
私は言わば超健康体で、怪我はもちろんインフルエンザも小学生以来かかったことがない。まぁ、行かないで越したことは無いのだけれど。
そう思いながら眺めていると、病院の立派な自動ドアが開き、中からよくよく見知った顔が出てきたのだ
「……及川君……?」
驚き思わず声が漏れる
見間違いかと目を擦ってみたり瞬きしてみたりとしたが、間違いない、及川君だ。
彼は先生らしき男性と話しながら外に出てくる。
世間話をしているのか少し笑いながら頷く。
及川君は病気でもなったのだろうか?
でも彼から病気なんて言葉聞いたことないし、それに彼は健康そうだ。運動だってしてたと言ってた。
そんなことを考えていると、彼が先生とお別れの挨拶をして歩いて行く姿が見えた
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いずみ(プロフ) - とても面白くて、先が気になるお話です! (2019年10月20日 21時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
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