文豪たちの観察日記 十一冊目【文スト】

夢主が帰ろうとする文豪を引き止めた日。*月華姫様リク* ページ3

『』は夢主の台詞です。



中島敦
『ごめん…。我儘だよね?もう私、成人してるし、大人なのに…ね。』
「良いですよ。今日、貴女が良いなら、泊まっていきたいって思ってたので…。」
え、本当!?とあからさまに嬉しそうな顔をすると、彼は赤面しています。
鏡花ちゃんに楽しんできて。とバッチリ許可を頂いた後、イチャイチャします。



太宰治
『あ、ごめんね。最近、友達も来てなくて寂しかったっていうか…。』
「ふふふ。君にも可愛いところがあるのだね。…今日、泊まろうか?」
貴女がべ、別に…良いけど…。とツンツンしながらも承諾すると、
彼は素直になり給えよ。と貴女に抱きついて言います。



江戸川乱歩
『その、もう少し一緒にいたいなって思ってたりしてたり…します。』
「語彙力が無くなるくらい切羽つまって言われたら、帰るわけにはいかないよね?」
貴女に抱きついて頭を撫でながら言ってくれます。彼が年上だと痛感しました。
彼に意外と優しいところが好きですよ。と言うと意外と?と首を傾げています。



芥川龍之介
『ごめん。ウザいことしちゃった。気をつけてね。雨、降ってるから…。』
「栞先輩。僕は貴女のことを煙たく思ったり等致しません。…お慕いしてます。誰より。」
一度は傘をさして部屋を出ても直ぐに戻り、傘を放り投げて貴女に抱きつきます。
貴女が年下のくせに魅了しすぎ…。と言うと、貴女の心を奪えて光栄です。と笑います。



中原中也
『中也さん。私、貴方ともう少し、一緒にいたいです…。我儘で傲慢なのも分かってます。』
「手前の恋人といたい気持ちを我儘や傲慢だなんて思わねぇよ。…愛してる。」
さらっとこういうことが言えちゃうのが彼の良いところだと思います。
貴女が同い年でも…中也先輩だと、年上に思えます。と言うと、そうか?と笑っています。



ドストエフスキー
『私、悪いんです。貴方を独り占めしたいとか思って…馬鹿みたいなんです。』
「ええ、貴女は馬鹿です。独り占めしたいのはぼくの方だと分かってくれないのだから。」
貴女が泊まると言った彼に赤面してベッド一つしか無いです…。と言うと、
ソファーでも貴女と二人で寝ても、構いませんよ。とニッコリ笑って返します。…狡い。



条野採菊
『ごめん。条野は忙しいし家も此処から遠いし、迷惑だよね。…さよなら。』
「待ってください。そんな辛そうな貴女を放って帰るわけにはいきません。」
貴女に抱きついて、甘えたいときはいつでも甘えてください。と言うと、
彼は貴女の頬にキスしてきます。不意討ち反対！と言うと笑っています。

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