文豪たちの観察日記 十冊目【文スト】

夢主の両親が文豪との結婚を反対した日。*ゆん様リク* ページ27

『』は夢主の台詞です。両親の壁は厚い。



中島敦
『私が20歳になったばかりだから?…もう子供じゃないよ?…何で?』
「ま、まあまあ。栞さん。…今日はもうこの辺にして帰りましょう?」
父親に猛反対された貴女がお父さんのバカ！と言って家から出ると、彼はアワアワ。
一方、家には結婚なんて許さんと怒る父親と困り顔の母親がいました。



太宰治
『何でそんなに怒るのよ。彼、何もしてないじゃない。…嫁にやらん?何よそれ。』
「まあまあ、お義父さん。少し落ち着いてください。私たちも突然来ましたし。」
誰が貴様の父親だ！と怒り心頭のお父さん。母親が宥めても聞く耳持たず。
貴女が帰り道にごめんね。と珍しく落ち込むと、抱き締めて大丈夫。と言われます。



江戸川乱歩
『え、年上だから?…年上っていっても2歳でしょ。…理不尽じゃない！』
「ふむ。どうやら君の父上は君を嫁にやるのが寂しいようだね。だから怒るのさ。」
すると更に怒ったお父様。貴女が乱歩さんは黙って下さい！と言っても遅いです。
帰れ！と外につまみ出された貴女と乱歩さん。二人してしょんぼりします。



芥川龍之介
『わ、私、真面目に言ってるのよ?…何であしらうの?子供じゃないよ、22歳だし！』
「あの、や、僕が彼女に釣り合わないと思うのは重々承知ですが、結婚させてください。」
頭を下げた彼を見て目からうろこの貴女。写真に撮りたいくらいです。
一方で父親はニコニコ笑いながら低い声で帰り給え。と言います。手強い…！



中原中也
『彼が何したって言うの?…結婚はそもそも両親の意見なんて関係ないのよ!?』
「絶対、彼女のこと大切にします。どうか、娘さんを俺に下さい。」
貴女が赤面して母親がニヤニヤするなか、父親は仏頂面で彼を睨みます。
すると、そこで貴女の兄と姉が登場。兄は父親派に、姉は母親派に。…波乱の予感。



ドストエフスキー
『御父様、そんなに怒らずとも…！いえ、何も責めている訳ではなく…。』
「ぼくでは彼女を支えられない、とお考えのようですね。…ですが、諦めませんので。」
今日は此処等で失礼致します。と言い貴女を連れて帰った貴女。財閥令嬢ですからね。
父親も母親も厳しい以上、壁は厚いです。…ドス君、頑張れ！



条野採菊
『私に男を見る目が無いとでも言いたいわけ!?彼、軍警のエリートよ!?分かってる!?』
「私の失明が理由ですよね。…目が見えなくても、彼女に負担は掛けません。」
どうか、お嫁さんに下さい。と頭を下げた彼に下げなくて良いから！と
貴女が言うと、父親は激怒。…彼も貴女も大変ですね。

政略結婚した敵組織の夢主がナンパされて泣きかけていた日。→←別れた夢主が泣きながら366日を歌っているのを文豪が見た日。*雪様リク*

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