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＿
「やだやだやだぁ〜〜」
と、
子供のように駄々をこねながら彼は
クロードさんと2人の商人に連れて行かれた。
去り際に黒い髪の商人が近づいて
耳打ちした。
「明日の13時ちょうどだ」
私は何のことかわからなかったが
後で美智子さんが口を開けていたので
そういうことだと分かった。
若しかして、
お店で働かせてもらえるということだろうか。
私の心は少しだけ高鳴った。
「ようやく静かになったね。
ちょっと、疲れたかな？Aさん」
夕食の席でノートンさんが
そう声をかけてきた。
今日の夕食はパスタだ。
「でも、その割には……その…
楽し、そう、ですね…」
何故かマスクのはしにケチャップを付けた
イソップさんがそう聞いてくる。
イソップさんは本当に人のことをよく見ているな。
そう感心しながら、私はパスタを啜った。
『そんなに分かりやすく笑顔でした？』
「い、いや……」
『さっきの商人にお店に来て良いって
言ってもらえたんです！』
私がそう言うと
イソップさんは自分のことのように喜んでくれた。
あまり表情が変わっていない気もするけど、
私にはイソップさんの表情の変化に気づくようになった。
「……」
『えへへ、嬉しいです。正直に』
「良かった、ですね……」
私の会話を聞いていたナワーブさんが
林檎をかじりながら口を挟んだ。
「なあー、明日ってさ」
『はい』
こちらを見ずに、話しを続ける。
「一人で行くのかよ。
俺、ついて行ってもいい？」
『へ、な、ナワーブさんが？』
私は呆けて、彼を見つめた。
ノートンさんが面白そうにナワーブさんの頬を突く。
「珍しいねー、ナワーブがそんなこと言うなんて」
「うっせ……」
イライさんが私に声をかけた。
「良いじゃないかな。
ナワーブは僕らの中で一番頼りになるし。
きっと君を守ってくれるよ」
『イ、イライさんが言うなら……』
ナワーブさんは舌打ちをしながら
私の方を軽くにらんだ。
隣に座っていたイソップさんが
ﾋｯ と悲鳴を小さく上げた。
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三千幸 - 三毛猫さん» 誕生日タスクを読む前に描いた作品というのと、夢主との関係上こちらの作品ではジョゼフが弟となっております。ご不快でしたら申し訳ございません。 (2020年5月31日 10時) (
レス) id: da694b4a4e (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - 初コメ失礼します。間違ってたらすみませんが、ジョセフが兄、クロードが弟だったはずです。失礼しました。(´´・ω・) (2020年4月6日 0時) (レス) id: 33555fdbbd (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - 喰み娘さん» 誤字指摘、ありがとうございます。読んでいただいてとても嬉しいです。 (2020年3月12日 8時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
喰み娘(プロフ) - 初めまして、最後まで読ませていただきました。37の最後の方、イドーラ様の名前間違ってますよ。文字数制限があり粗雑な感想になってしまいますがオークションパロが好きでこれからも読ませていただきます。よろしくお願いします。 (2020年3月12日 2時) (レス) id: b53e9bb8fb (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - ビクターくんが入ったらしいですよ！pix○vで何となく調べたらいつの間にか5人になっててびっくりしました！ 私の推しは美智子さんです！ (2020年1月28日 18時) (レス) id: 2ecba7544c (このIDを非表示/違反報告)
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