片想われと片想い【Fischer's:モトキ】

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あの事件からはや1週間。


あの子達はシルクとモトキ先輩の周りに姿を表さなくなった。


と言っても不登校ではないから、たまに見かけることがある。


もうなかったことにはしているけれどもね。



ユキ「おはよう、A！」


「おはよう〜」


ンダホ「おはよう、A、ユキ！」



あぁ、平穏が戻ってきたよ…



べしっ


「痛っ！？」


シルク「なーに朝っぱらから幸せそうな顔してるんだか。」


「別に良くない！？殴るほどでもなくない！？」


シルク「殴ってねーよ、そんなに強くやったつもりないわ笑」


とか言いつつも私からの反撃を受けないように少し早足で玄関口まで行くシルク。


モトキ「Aちゃんおはよう〜」


「おはようございます！」


モトキ「今日もお昼一緒に食べようね〜！あ、ちょ、シルク待ってってば！」



ほんわかした望んでいた日常。


今日も1日が始まる…。んだけど。



ザカオ「おはよう、A。そろそろテストだね」


「うわ…朝っぱらからそれ言うか…」



そう、ちょっと遠ざけてたけど、もう再来週にはテスト期間。


何もやってない…


どうせ相も変わらず同じような点数ばっかりとるんだろうなぁ…


ユキ「心配ならさ、シルク先輩に聞けばいいんじゃないの？」


「いや、確かにあいつ頭いいけど…」


どうせならモトキ先輩に聞きたい…。


ちょっとその言葉を飲み込んで、


「それでもいいけど…」


と曖昧な言葉を返した。

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ラッキーアイテム

シルクのパソコン

ラッキーパーソン

ザカオ

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