小瀧取り扱い説明書。

Story＿18. ページ18

.






放課後








玲奈「お待たせ！待った？」



望「全然。」





玲奈「そう。良かった」









─帰り道─







玲奈「望おっきくなったねー」


望「えーそう？」


玲奈「おん！10センチ伸びた気がする！！」


望「それは嘘やろ！(笑) たった2ヵ月でそんな伸びひんわ (笑)」





「えへへーばれたか〜」




と、玲奈は言う。






玲奈「……」


望「……」






たった1ヵ月会っていなかっただけでも
会話が無くなり


気まずくなる。








玲奈「…………寂しかったよ。」




望「え？」





玲奈「私、望が居なくて寂しかった」








彼女は小悪魔だ



なんで、なんで




そんなことを言うんやろ







キミには……









?「玲奈！」



玲奈「……紫耀くん」





紫「先に帰ってたなら言ってよー、探しちゃったよ〜」



玲奈「ごめんね。」





紫「やや！全然！あ。小瀧くん。お久！」



望「久しぶり。」




紫「おん！あー玲奈！玲奈が行きたがってたクレープ屋さん。見つけたんだよー」



玲奈「本間!? ありがとう！」




紫「いえいえー♪だから行こー」




玲奈「あー…でも今望と帰ってるから…」






望「いーよいーよ、2人で行ってきぃ」



玲奈「でも私、望と帰って……」







望「…俺は！カップルのラブラブタイムを邪魔しない主義なの！(笑)」






玲奈「そう……、紫耀くん行こ 」



紫「う、うん。」






ムスーｯとした態度で



紫耀くんの腕に自分の腕を巻き付かせてる






それ、見せ付けてんの？って感じ







望「……そーゆー所は嫌い」









俺の気持ち知ってるくせに。




意地悪な子。









.

Story＿19.→←Story＿17.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す