小瀧取り扱い説明書。

Story＿11. ページ11

.








望「んんまぁあ！！」






オムライスを沢山沢山頬張って食べる、小瀧くん。


やっぱ男子高校生って感じがする。







望「Aちゃん、料理上手やね！」





「あ、ありがと‥」






たかがオムライスだけど、…






……私も食べるか。



いやーオムライスなんて久しぶりだなぁ、


ここ最近手料理なんか作ってないや。








「ぱく。」









……！！








「…うまぁ、」




望「え?」








え、ちょ、自分で作ったやつだけど、


うまっ、←




私ってこんなに料理上手だったっけ。







「やば、うまー」






昼ごはんも食べていなかったから、


ごはんがすすむすすむ。








望「……ふはっ、」




「…?」







私を見て笑う小瀧くん。




…どうした?







望「Aちゃん、リスみたいやな。」




「え、」






気付けば頬っぺはパンパンで、







望「Aちゃん、呼んでも気付かんかったな、(笑)」






…まじ?







望「そんなお腹空いてたん?(笑)」




「……ごめんなさい…」





望「やや！謝る事ちゃうで?」




.




望「頬張ってる姿可愛かったし♡」





ニコーッと笑い、また食べる小瀧くん。







「可愛いなんて、」







久しぶりに言われたかも。







.







『Aって本間可愛いよな』


『..好きやで。』








「...ダメ、」




望「え?」






また思い出しちゃった。






望「何がダメなん?」




「いや、..なんでもない。」





望「そう。」








...







望「そーいやーさ、さっき言ってた″大毅″って誰なん?」







.

Story＿12.→←Story＿10.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す