【おそ松さん】松野兄弟が幻想入り【東方】 (ページ8)

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ななつめページ8

「…いや、待てよ…？僕らはさっきまで謎の女の人と謎の空間にいたんだよ？繋がる…？」

ト「や、やだなぁチョロ松兄さん。試してみなきゃ分からないよ！」

「だよな…ごめん…」

息を呑む。

お「あーあ、変な空気にするなよシコ松。」

「はあぁ！？」

おそ松兄さんは、いつも雰囲気をゆるくしてくれる。
何も考えてなさそうで、実は兄弟の中で一番気を遣っているのだろう。ふざけてる馬鹿兄さんだが、大したもんだよなぁ。

ト「…」
震えた顔で真っ青になっている末弟。これ繋がらないやつだ。やばいやつだ。

カ「心配要らないぜMyブラザー…。どんな困難が来ようとも愛の力で乗り越えようじゃないか」

一「そろそろ永遠に黙れクソ松」

カラ松も、カラ松なりに頑張っているのだろう。いじられてるけど。いじられっぱなしだけど。

…あれ、僕ってなんかある？

ドクン

一回考えだすと止まらない。胸の鼓動が高鳴る。

ドクン

常識人。常識人だ。
…でも自称だよね？

ドクン

別に兄弟になんかしてやれるわけじゃない。

ドクン

頭が痛い。

お「チョロ松！」

「はっえ…あれ？ごめん…！聞いてない…」

ト「全くもう…これだからくそダサい馬鹿は…」

「いらないやつめ！！」

ト「い、いらなくない！」

お「あーあーやめろお前ら。あとで俺が愛をあげるから。」

「「それは誰でもいらない」」

お「解せぬ」

十「え！？なに！？やきう！？」

他の兄弟が騒いでる間、ニシシと笑い、おそ松兄さんは此方に近づいて小声で僕だけに聞こえるようにこう言った。

お「ひと段落ついたら、二人で話そうぜ。」