【おそ松さん】松野兄弟が幻想入り【東方】

とお。 ページ11

所変わり、博麗神社
-紅白巫女視点-

紫「…ふぅ。」
ゆらりと突然現れ、溜息をついたのはスキマ妖怪。


「…ふぅ。じゃないわよ。妖怪が溜息をつくと神社の景気も運気も下がりそうだわ」

紫「遠回しに心配してくれてるの。私は大丈夫よ。」

「何も言ってないけど」

紫「あら酷い。」


「それで？如何したの？」

紫「新たに人間の男性を幻想に招いてみたの。でも能力が開花してないから返しちゃうかも。」

「雄は能力が初めから無いか、開花しないのが多いからね。」

紫「そういえば貴女は昔、努力で空を飛ぼうとしてたと聞いたのだけれど。今が有るのは、努力のおかげね。」

「昔の事なんて忘れてしまったわ。
あと、厄介事、面倒事を押し付ける気じゃないでしょうね？」

紫「私は歳下に相談をしただけなのに。随分と酷い挨拶ね」

「もう遅いわ」


そう言うとスキマ妖怪はくすくすと口元を隠して笑う。妖怪のくせに、上品な振る舞い。
何時も何を考えてるのかさっぱり解らないけど。

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