【学園アリス】絶対に守るから

〜35〜ジャイアントピヨ ページ38

Aside



『どうしたの？』






　恐る恐る後ろを見てみると・・・






『なっ、何これ・・・』






　大きなひよこ？？？






ピ「ピヨ!!」






　みんな、固まっちゃってる


　こっちに近づいて来てる






蜜「ｷﾞｬｰｰｰｰｰ!!!!」


『ｷｬｰｰｰ!!!!』






　みんなで全力疾走


　僕も、運動はできる方だと


　思うけど、今体力なくて正直ヤバい






男「オイ、誰かジャイアントピヨ

　 どこに行ったか知らないか？」


男「北の森の自分の寝床にいるだろ？」


男「それが居なかったんだよ」


男「ヤバいよ、今

　 あいつ超腹減ってるはずだ」


男「あいつ腹減ってると・・・」






ピ「ピヨーーー!!」






　なんか、泣いてる!?






蛍「そういえば、中等部で

　 突然変異のひよこを飼ってるって

　 聞いたことがあったわ」


蜜「突然変異にもほどがあるやろがー!!

　 しかも結構速いし!!」






　ヤバい、追いつかれる!!


　と、思ったら






蜜「ウゴウゴ!!」


『蜜柑!!』






　蜜柑が頭をつつかれてた






　なんとか


　茂みに隠れられた・・・






『蜜柑、大丈夫？』


蜜「大丈夫なわけがあるかい!!」


『だ、だよね〜(苦笑』


委「これをなんとか

　 できるのはルカくんしか」


『ルカ？』


委「ルカくんは動物フェロモンの

　 アリスだから・・・」






　そういえばそんなアリスだったなー






蜜「動物フェロモンって

　 動物に好かれるってこと？」


委「うん」


蜜「でも、ルカくんって

　 棗の片割れやろ？

　 助けに来てくれるわけ・・・」






　そうだな、ルカは


　棗を裏切るような真似はしない






蛍「ねぇ、2人とも忘れたの？

　 この子がいること」






　蛍はそう言って僕を引き寄せた






蜜「そうや!!棗とルカくんの

　 お気に入りのAが

　 いれば百人力や!!」


『でも、どうやって・・・』


蛍「委員長、あんたのアリス

　 久々に見せてみない？」


蜜「委員長のアリス？」






　裕くんのアリス？


　あっ、裕くんのアリスは!!


　

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