未成年のBARはお断り ページ11
「はっ・・・・はぁ、・・・はぁ」
私は息を切らせながらも、必死で向かった。
不味い、ここで捕まったら・・・！
後ろを見れば、前よりも多い男達。
何度か転びそうになるのも、必死に堪えて、あの場所に向かったんだ。
ｶﾗﾝ
私が勢いよくドアを開ければ、中に居る人達は、私を見て少し目を見開いた。
「彩お嬢様！どうしてこちらに・・・」
慌てた様子で寺井さんが、私の方へと駆け寄った。
いち早く私が来たことに気付き、店のバックヤードに入れてくれたんだ。
まだ息が切れてる私を見て、寺井さんは取り敢えず質問するのを待ってくれた。
それでようやく、喋れそうになったところで私はもう一度、息をついた。
「男達が追ってきた」
「！」
寺井さんは分かりやすく目を見開き、口を開いた。
「なら、快斗お坊っちゃまに伝えた方が・・・」
寺井さんのその言葉に大きく首を振る。
「今回は、私がしっかり意識してなかったからなんだ。だから、お兄ちゃんには言わないで」
そう、お兄ちゃんの家に泊まるようになってから、早５日。
お兄ちゃんの家に泊まったはいいけど、視線も感じないし、何もしてこないから、つい油断しちゃったんだ。
「しかし・・・」と寺井さんは渋る。
そりゃ、お兄ちゃんに言った方が良いかもしれないけど、余計な心配かけちゃうかもしれないし。
それに今日みたいに、逃げたり、闘ったりすることも出来なくはないから・・・ね。
立ち上がって、窓の外を見れば、さっきまで追ってきた人達は居なくなっていた。
ん、もう大丈夫かな。
「ごめんなさい、お店に来ちゃって。もう帰るね」
寺井さんは私に何か言いたげだったけど、やがて諦めたように、一息ついた。
「彩お嬢様、寺井は心配ですが・・・盗一様と同じように、一度決めたら変えない人でしょう」
え、盗一さんも頑固な性格なんだ。
お兄ちゃんと似てるかも、ね。
「なので、本当に危なくなったときは、暗号でも使って、しっかり連絡、お願いしますぞ！」
寺井さんの眼差しは真剣で、私もなんだか、励まされたんだ。
「うん、ありがとっ！」
ーーーーー
今日からテスト２週間前です…
なので、更新出来ない日があるかも…
よろしく、です！(何が)
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彩快(プロフ) - 続編出しました！ ぜひ見てください！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 05e0908cfe (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます！ 紺青の拳とか書けるか不安でしかないけど・・・ 少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです！ (2020年2月5日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 - 続編マジですか？楽しみすぎますッ！！ (2020年2月3日 19時) (レス) id: 1a2242fc2c (このIDを非表示/違反報告)
彩快(プロフ) - 瀬天心葉さん» ありがと！ がんばるー！ (2020年2月2日 17時) (レス) id: 2b3d14f3b4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬天心葉(プロフ) - 彩快さん» おお！覚えててくれた(・・;)月とか星とかいいよね♪まじで楽しみにしてる！！(=ﾟωﾟ=)がんばれー！！ (2020年2月2日 17時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩快 | 作成日時：2019年10月9日 7時
