漆 過去 ページ7
no side
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「今度入ってくる、猟犬の補佐は１３歳だと、最年少じゃないか？」
「そうですね、史上初じゃないですか。軍警史上初」
どの様な子なんでしょうね、と末広が笑う
「確か、副長の従妹・・ですよね？」
「そうじゃ、儂の従妹。大倉 A」
満足気に笑う副長の横で、複雑な顔の条野
「どうした条野、複雑な顔じゃな。陰気臭いのは嫌いじゃ、手足を剪定するぞ」
条野が一歩引いたところで、末広が口を開く
「ですが副長、13歳の少女が、此れから一戦交えるのですか？」
「何か文句あるか？末広。お前と同等の剣使いじゃ、見物じゃぞ？」
猟犬一の戦闘能力の末広と同等、一体どんな子なのだろうか、と条野は再び唸る。
「まぁそう考えなさんな条野。今直に来るだろう」
そう隊長が言い終えたと同時に、弱弱しいノックが聞こえる
入ってよいぞ、A、と副長が言う
遠慮がちに開かれる扉
隊服をま纏い、マントを羽織り、黒く長い髪は結い上げて後ろで一つに括っている。
此れが、１３歳の今日から甲分隊補佐、且つ、副長補佐
「大倉・・A・・です」
遠慮がちに言う少女
「がっはっは、緊張すること無かろうに！儂は隊長の福地桜痴という者じゃ」
「続きまして、私は条野採菊と申します」
「末広鐵腸。宜しく願う」
大倉Aはぎこちなく笑うと、深々と礼をする。
「では今日から甲分隊の一員として宜しくな。A君！！！」
「はいっ！！！！」
そう言って元気よく返事し、大倉Aの甲分隊としての生活は始まったのだった。
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此処から過去です
！
タイトル替えました！
「猟犬に噛み付かれる」から「猟犬の少女」に変えました！
どうぞこれからもご愛読願います！
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物理的 - リクエストです。猟犬メンバーが皆で、お正月を過ごす話を作って欲しいです。 (2018年12月28日 20時) (
レス) id: 315b9d08b1 (このIDを非表示/違反報告)
花弁 - リクエスト(ネタ提供)しても良いですか。
条野さんと夢主で祝言を挙げて下さい。
(2018年8月24日 13時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月16日 11時
