四拾肆 ページ44
side me
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￣私はAさんの事、好きですから
なんで、こんなことまでして、今
このタイミングでそんな事を云ったんだろう
其れが恋愛的な好きか、友好的な好きか判らないけど
そんな事で、許すわけない
もう決めたんだ、条野さんとは距離を置くって
必要以上に喋らないって
館外へ出ると、乱れる息を整え
ハンカチで涙を拭う
何で、末広さんに告白したんだろう
勢いというのは、怖いものだ
条野さんから距離を置くためだけの、虚無の告白
中身のない、外面だけの
こんなことてるちゃんに知られたら、完全に首を斬り落とされるレベルだ
確かに好きではいた、条野さんから無視される一方、色々と末広さんは助けてくれた
徐々に惹かれてはいた、けど
心の奥底では、どこか条野さんが好きだった
守ってくれると云ってくれたあの日から
ずっと、我慢できたのも、其の貯蓄があったからだろう
でも告白し、末広さんと付き合うとなった今
末広さんにその様なことを告げたらどうなるのだろう
ただでさえ条野さんと良くないのに、末広さんまで良くなくなると職業上影響が出る
数時間前の自分に凄く憎悪を抱く
私は、どうしたらいいんだろう
自分の感情もよく分からないまま、これから―――――――――――――――――
「未だ、居たのですか」
不意に後ろから声が聞こえる
「条野さん.......」
よりによって、こんな悩んでいるところに.......！！
「家に帰らないのですか？もう九時を回っています」
如何しよう、何で、また、涙が
「Aさん」
地面に涙の染みが出来ていく
「お付き合い、おめでどうございます」
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物理的 - リクエストです。猟犬メンバーが皆で、お正月を過ごす話を作って欲しいです。 (2018年12月28日 20時) (
レス) id: 315b9d08b1 (このIDを非表示/違反報告)
花弁 - リクエスト(ネタ提供)しても良いですか。
条野さんと夢主で祝言を挙げて下さい。
(2018年8月24日 13時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月16日 11時
