四拾壱 ページ41
末広鐵腸ｓｉｄｅ
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「Aさん・・・・」
ぼんやりと裏の広場のベンチで欠伸をしていると、泣いているAさんとすれ違う
「あ、末広さんですか、どうも」
何時もの明るいAさんとはうって変わって違う彼女が云う
「何か、ありましたね」
「別に、良いんです。もう」
そういって立ち去ろうとする彼女の腕を引く
「云うと軽くなるかもしれんぞ」
眼を見開くAさん
「有難うございます....末広さん...ごめんなさい.....」
そういって再び泣き出す彼女を優しく抱きしめた
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「成程・・・・苺と七味も案外合いますねえ」
「でしょう。同色の食べ物は食べ合わせが良いんです」
周りの人からかなりの勢いで引かれる組み合わせの食べ物を、Aさんは不思議そうに試す
「まぁ、不味いは不味いですね。うぇ」
そういって吐く真似をして、へへ、とはにかむ
￣俺も、彼女に落ちたものだ
「気持ちが楽になっただろう」
「有難うございます。云ってみるもんですね」
そういうと深いため息をつく
そして真っ直ぐ自分を見つめる
数分前に笑顔だった彼女の顔に、何処か切なげな表情が浮かぶ
ギリ、と歯ぎしりをする
いつも笑顔の彼女に、こんな表情になるようなことをした条野を恨む
「.....末広さん」
刹那、Aさんが私を呼ぶ
ふわ、と風が吹く
茜色に染まる空が、ひどく目に映える
「私と、お付き合いしていただけませんか」
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物理的 - リクエストです。猟犬メンバーが皆で、お正月を過ごす話を作って欲しいです。 (2018年12月28日 20時) (
レス) id: 315b9d08b1 (このIDを非表示/違反報告)
花弁 - リクエスト(ネタ提供)しても良いですか。
条野さんと夢主で祝言を挙げて下さい。
(2018年8月24日 13時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月16日 11時
