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弐拾弐 ページ22

side A
 




ちょっと原作と違いますがご了承を!


++++++++++++++++++++

 


「――ついた」


目の前が切り倒されて、道路が露わになる

 


「また・・・樹を切り倒して・・本当に莫迦の発想」

「その方が一番近い。真理を追究した迄の事」

 
 
末広さんが剣をしまう

そして条野さんが地に耳を付ける

 


「いた、距離300、同乗者は四人から五人。西へ走行中」

 

必死で息を止める二人をちら、と見ると条野さんは続ける

 

「距離三百は近い。矢張り車を強奪したのか」

「如何します?此処で始末して仕舞うか?」

 

末広さんが訊ねる

 

条野さんは黙ってうなずくと、道路へひょいと出る



 

 

「もうすぐきますね。あれじゃないですか」



す、と指を指したその方向に、黒塗りの自動車が見える


 

眼鏡を掛けた男性が運転し、奥に男二人、手前に女一人

 


「さて、働いて下さいよ鐵腸さん?そろそろ転職します?」

「構わぬ」

 

そう言って振りかざす

そのまま鋭く伸びてゆき、黒塗りの車を一斬する


 


 

そのまま半分に割れ、散りゆく部品と人


 



「先ずは此の二人から仕留める」


そう言って剣の向いた先は、小さな男と、華奢な男

 
 



「えぇ。少しは役に立ってくださいよ鐵腸さん」

 

末広さんがその言葉を合図に二人に斬りかかる

 


「残りは、私達で処分いたしますから」

そう言うとくるりと振り返る条野さん

 


いつもと違う眼差しに、少しばかり身体が強張る


 
 




 


「女医。貴方からですね」



 

そう言って条野さんも剣を振りかざす

手持無沙汰になったのは、私だけ


 


じゃぁ私は、眼鏡の男性を―――――――――――――――――


 

 


地面を一蹴りし、宙に飛び上がる


 
 

「独歩吟客!!音響手榴―――」


そう手に持った手帳を切断する

 


 

そうか、此れが此の人の異能


 


 
 



そのまま下がって首を狙おうと距離を定める

 




 
 


 

 
 

 
 




その瞬間、横で戦っていた末広さんの肩が撃ち抜かれたのだった

弐拾参→←弐拾壱



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物理的 - リクエストです。猟犬メンバーが皆で、お正月を過ごす話を作って欲しいです。 (2018年12月28日 20時) (レス) id: 315b9d08b1 (このIDを非表示/違反報告)
花弁 - リクエスト(ネタ提供)しても良いですか。 条野さんと夢主で祝言を挙げて下さい。 (2018年8月24日 13時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬゐ。 | 作成日時:2018年8月16日 11時

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