拾伍 ページ15
side A
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「武装探偵社？」
「今騒がれていますね。政府広報が特に」
末広さんが新聞を差し出す
「此の事件の前踏みとして、我々は現地調査をします」
「ルートとして南の幹線道路、北の列車駅」
地図を広げ乍ら端的に説明する、
本当に、纏め役なんだなぁ、とつくづく思ってしまう
「儂等は北の列車駅を調べようじゃないか、残りは南の幹線道路だな！！がっはっは！」
「前と同じ別れ方で善いですね。では、お願いします」
前回と同じ、ということは、私と末広さんと条野さんが南の幹線道路
北の列車駅は、��子ちゃんと隊長
「では参りましょう」
条野さんが言うと共に、皆早々に散るのだった。
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「鐵腸さん、目的地に着くまでの樹を全部切り倒した意味は？」
「この世の真理を追究した迄の事」
「面倒臭そうなので訊きませんが。此処は割と障害物がありませんね。只々道路」
条野さんが周りを見渡す。
「武装探偵社は何方の道を見出すか。其れが疑問ですね」
「南の幹線道路なら、車を強奪するでしょうね」
「逆に北なら、列車の乗客に交じって逃げ去る・・か」
無意識にポロリと口から零れる
しまった、南の幹線道路にあてられたのに、北の列車駅の事を持ち出すのは場違いだ。
「す、すいませんっ」
反射的に、条野さんの顔色を窺ってしまう。
此の癖、何時からついたのだろうか。
「いえ、大丈夫ですよAさん。北の列車駅は隊長と副長に任せておけば大丈夫ですから」
末広さんが笑顔で宥める。
条野さんは相変わらず無関心だった
「距離は私の耳が有るので図れますし。周辺を頭に入れましょう」
そう言って歩き出す
「うわぁ、樹が薙倒されて・・」
「一直線に来た方が、一番早いと思いましてね」
流石だ・・末広さん
莫迦の発想・・・
「貴方はそう言う所が莫迦なんですよ。鐵腸さん」
「心理を追求した迄なのだが」
色々言いつつ私たちは周辺を覚えてゆく
「採菊さんは何方が有力と考えて？」
末広さんが訊ねる
「逃亡経路が多岐な南の幹線道路でしょうね。建物の潜伏も容易い」
「けれど、だからこそ列車という考えもあるかもしれません」
嗚呼、また無意識に思ったことを
そしてまた私は、条野さんの顔色を窺ってしまうのだった。
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物理的 - リクエストです。猟犬メンバーが皆で、お正月を過ごす話を作って欲しいです。 (2018年12月28日 20時) (
レス) id: 315b9d08b1 (このIDを非表示/違反報告)
花弁 - リクエスト(ネタ提供)しても良いですか。
条野さんと夢主で祝言を挙げて下さい。
(2018年8月24日 13時) (携帯から) (レス) id: 28273e2d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬゐ。 | 作成日時：2018年8月16日 11時
