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あんまり眠れないまま
目覚ましをリセットしてベッドから降りる
今日は廉が誘ってくれたバンドのライブの日だ。
と言ってもそれまでは大学なんだけど。
いつもより丁寧に髪を巻いてメイクを施す。
廉はどんな子が好きなんだろう。
「お、なんか気合い入ってない?」
「分かる?」
「うんうん」
サークルでミーティング中
海ちゃんにつっこまれる。
「いいじゃん、こういうカッコ」
「男ウケするかな」
「男ウケ、かどうかは分かんないけど」
ケラケラと海ちゃんは笑った
「別に男ウケしなくたって
可愛いから大丈夫だよ」
「ほんと?」
「自信持て!」
海ちゃんの言うことに
裏表はないから
安心できる。
廉Aの大学まで迎えいくわ
そんな通知が来て30分後
校門で待っていた私を見つけた廉は手を振って駆け寄ってきた。
周りにいた女の子がチラチラと廉を見ては噂話をしているよう。
「ありがとうわざわざ。」
「ううん、こっちの駅のがライブ会場近いし」
廉はじーっと私を見た
張り切った紺色のノースリーブシャツに花柄のしっとりしたロングスカート
「いつもより大人っぽいね」
廉は少し嬉しそうにそう言った
今思うと、廉のドンピシャな服装だったんだろう。
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なるみ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。エンドロールのパスワードを教えていただきたいです! (2023年4月14日 12時) (レス) @page35 id: a37fb134db (このIDを非表示/違反報告)
霞草(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします○| ̄|_ (2019年11月6日 0時) (レス) id: 402b5f83f6 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 霞草さんのお話めちゃめちゃ大好きで読んでます!今回もすっごい面白かったです!! (2019年11月3日 8時) (レス) id: e0292a59d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霞草 | 作成日時:2019年10月15日 11時